〇〇と僕『け』~劇団四季と僕~
1度でいいから見てみたい。
オーロラ、radioheadのライブ、劇団四季。
その中のひとつ、劇団四季は2年前に叶えることが出来た。
演目は、言わずと知れたディズニーの名作『ライオンキング』。
1998年の初演以来、今もなおロングラン公演を続けているミュージカルだ。
ってことは、きっとチケットは争奪戦。
案の定、いつ見ても1週間先の席など空いていない。
よし、こうなったらって意を決し、1か月前に予約をした。
それでも半分以上の席はすでに埋まっていた。
映画は子どもの頃に見ており、話の流れは覚えている。
もちろん素晴らしい映画だと思うが、20年以上のロングラン公演ってのは一体どういうことなのか?なにがそこまで人を惹き付けるのか?
ってなわけで、ずっと見たい、いつか見たいと思っていた『劇団四季』。
期待に胸を膨らませること1か月。
日に日に膨らむ胸はもうパンパン。
爆発寸前のところで、ついにその日がやってきた。
電車の時間、駅から劇場までの道順を前日に何度も確認。
16時からの公演だが、13時には最寄り駅に到着。
計画通り。
10分に1度時計を見ながら、ショッピングモールのマクドナルドでポテトをむしゃむしゃ。
そんで、いよいよ会場へ。
中に入ると広がっていたのは、高級感あふれる優雅な空間。
チケットの番号を確認し席に着いた。
楽器隊は薄暗い舞台で着々と準備を進めている。
胸は高鳴る一方。
徐々に楽器の音も少なくなり、会場全体の照明が落ちていく。
そして静けさと暗闇が交差したその直後、空間すべてが動物達の王国『プライド・ランド』に変わった。
ついさっきまで何も無かったステージに雄大な自然が広がり、本能を呼び起こすビートが全身に響く。
そのビートに合わせて動物達が躍動する。
あれが新宿を歩いていたら完全にヤバい人だが、なぜだろう、動物にしか見えない。
ハッと気付いた時にはもう終盤。
スカーを倒したシンバが、新たな王として雄叫びを上げるシーン。
感情という感情が眼球の裏に押し寄せる。
心の中で僕も叫ぶ。
「ウォォォォォ!!」
そして終幕。ただ座っていただけなのに、なぜかぐったり、満身創痍。
こりゃロングラン公演になるわけだよ。
ってな具合で、僕の初『劇団四季』は最高の時間となった。
コロナ騒ぎが収まるまで、2回目の『劇団四季』はお預け。
次もライオンキングを見たい。
何度でも見たい。
もちろん他の演目も見てみたいが、CATSは止めておこうと思う。
僕はひどい猫アレルギーなのである。
『Toto / Africa』を聞きながら
FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO 池守
『〇〇と僕』←過去の記事はこちらからお読みいただけます!是非!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?