お菓子の食べ方がちょっと変わっているのかもしれない。
お煎餅やクッキーなど、歯応えのあるお菓子を食べると、カケラがボロボロこぼれると思う。
私はそれが嫌だ。こぼれるのも嫌だけど、床にこぼれて掃除することも嫌で嫌でしょうがない。
だからか、ちょっと変わった食べ方をしてしまう。
できるだけ噛まずに口に入れようとしてしまうのだ。
この食べ方は、自分の部屋で食べるときに出てしまう。
きっかけは、大学進学で一人暮らしを始めたときからだ。カケラが落ちるのが嫌だ…。ティッシュやお皿で受ける…なんて、新たなゴミや洗い物が出るじゃないか!それも面倒くさい。
それなら、噛まなければいいじゃん!に至った。
それでも、「できるだけ噛まずに」なので、一口はかじる。どんな味か?と確かめたいし、断面図を見たくなるのだ。よく分からないこだわり。
2個目以降「できるだけ一口」になる。
人気だと並んで買ったお菓子、ちょっとお高めのお菓子でも、同じように食べてしまう。
ちゃんと味わっているのか?と思われるかもしれないけど、口の中で噛み砕いているので、味わってはいる。そう思っている。
ちょっとした戦いになるのが、お煎餅やラングドシャのような堅い系のお菓子。
若干無理に口に入れてしまうこともあり、うまいこと歯の内側に入って噛めなかったり、上あごと舌で割ろうとしてひっつく、お菓子が大きすぎて噛んでも微動だにせず…ということが起こる。
脳内では(うわぁやばいやばい、噛めない、飲み込めない、口パサパサしてきた…!!)とパニック。「うぐぐ…ふぐぅ」という声をもらしながら、口の中で格闘し、だんだん出てくるよだれにも気を付けながら、飲み込める大きさにしていく。
たぶん、その格闘している顔はとんでもない顔をしていると思う。確認したことはないけど。絶対に人に見せられない。
職場で、たまに出張や旅行のお土産です!とお菓子をもらったりする。
そんなときは、袋の中で割りながら手で食べる。
一人のときもその食べ方をすれば…と思うけど、手が汚れることも嫌だ。何より、袋の中にカケラが残るのを見ると、もったいない…と思う自分がいるのだ。これもまた、変なこだわりだと思う。
改めて、ちょっと変わっているかもしれないな…と笑ってしまう。そんな食べ方で、私は日々お菓子を味わっている。