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ディスクレビュー: BODY / SPOILMAN (CD)

渇いた男達の一撃の美学。

かつて音源付きZINEを入荷したこともあるポストハードコアのようなジャンクロックのような、というか正直当初はよくわからなかったSPOILMANが1st『BODY』を完成させた。これまでのロウで混沌としたライブ一発録音の音源ではわからなかったけれど、実は90'sのUSグランジ、ヘヴィオルタナの低予算アルバムのような、絶対現代では売れないだろうけれど一部の人にはめちゃ響きそうな音楽が生まれている。何もかもが甘過ぎ砂糖入れすぎに味付けされた国内外現行インディーロック勢に一泡吹かせるこのアルバムには、砂糖どころか砂とか石の味。砂漠。渇いた男達の一撃の美学。洗練させないことで何かを守っているようにも聴こえます。MVもよくわからない女とか出てこない感じだからこそ良い。

tracklist:
1. Amaryllis
2. Declaration
3. Ghost
4. Inner Haze
5. Sunday
6. Drunken Man
7. Cloudy Eyes
8. Monotonous
9. Comfortable
10. Life is REM
11. BODY
12. Pail and Ladder
13. Rampage
14. Woodcutter
15. Utonagan

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Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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3LA -LongLegsLongArms Records-
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