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ディスクレビュー: To Bury Within The Sound / Engine Down (CD)

Radioheadにも共感できない陰キャのアンセム、内省の時代を象徴するポストハードコア/エモの大名盤

ポストハードコア/エモの最高峰、Engine Downの大名盤2000年作品!! 繊細なギタートーンの、空間の張り詰めたディストーションサウンド、冷静を保つベースライン、感情豊かなドラム、すべてが素晴らしい。1stアルバムからうってかわって、2ndとなる本作では寂しさ、悲しさがキーワードになっているように思う。歌詞の内容は内省的で、モテない男の孤独の感情を本気で表現している。感情を全てサウンドの中に埋めてしまえという投げやり感もあるSADNESSである。もはや20年近く前の作品になってしまうんだけど、Engine Downというバンドの唯一無二のオリジナリティを確立した作品だからこそ、多くのフォロワーを生み出してもなお色あせずフレッシュであり続ける強さがある作品ですね。

Tracklist :
1 Retread
2 Trial Error
3 Somnolent Detachment
4 Intent To Pacify
5 Patent On The Better
6 Worth
7 Depth Perception
8 In Favor
9 Two Tone
10 To Bury Within The Sound

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Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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