ディスクレビュー: Analemma / Mahria
カナダ、エドモントンのScreamo/Skramz、Mahriaの2017年制作の唯一のアルバム、レコードは出ていなくてカセットのみなのです。nuvolascuraやFrail Hands(1st期)と並ぶフィメール激情系の中でもかなりかっこいいバンドだと思います。カナダって70年代から独特のパンク文脈があってメロディの良さっていうのが継承されている、というのは文化に染み込んでいるんだと思う。このバンドもテクニカルなギターアンサンブルは特徴的なんだけど、間違ったテクニカルはメカニカルなフレーズへ行くんだけど、彼ら彼女らは青く美しい響きを追求している。それ故にエモバイオレンス的な激しいニュアンスはあまり無く、構築的なサウンドは2010年代のSkramzって感じ。ボーカルの線の細さ、エモーショナルな絶叫が切なさを掻き立てるのも良い。筋肉なんていらない。バンド自体は2010年頃結成、本作は2013年に録音されていた模様。残念ながらバンドは解散済みです。
tracklist:
1. I 01:50
2. II 01:31
3. III 02:27
4. IV 02:23
5. V 02:06
6. VI 01:32
7. VII 02:26
8. VIII 01:38
9. IX 02:10
10. X 03:27
Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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