ディスクレビュー: One Settler, One Bullet: An Anthology / STRUGGLE
1990年代前半を駆け抜けたStruggleのディスコグラフィーCD盤。DowncastやBorn Against等と並んでUS激黎明期の重要バンドのひとつとされ、解散後のメンバーの活動も多彩でUnbroken, Swingkids, The Locust, Three Mile Pilot, etc多くのバンドに関わりがあり長きに渡ってシーンにコミットしてきた人脈でもある。改めて聞いてみると同時期のDowncastやBorn Againstとは異なり楽曲がかなりお洒落というか楽曲が洗練されている。重いミッドテンポなビートで次々と叩き付けるリフの数々、アイデアが秀逸。不穏な空気を醸し出しながらも楽曲の構成、サウンド、テンションは素晴らしく今聴いてもブチ上がらざるを得ない。歌詞については若さが全面に出ていると思うが、当時の90年代に彼らの感じていた疎外感、空腹感が生み出したこれらの楽曲が未だに聴き継がれているのはどこか納得がいく。激情のルーツとして是非押さえておいて欲しい作品。
tracklist:
0. Untitled
1. Red, White, And You
2. Death Of A Friend
3. Envy
4. Pigs On Fire
5. Tradition
6. Real Estate
7. Pain
8. Culture
9. Cement
10. The Untitled
11. Brain Tourniquet
12. War #1
13.1. Wait A Second
13.2. Spoken Word
Video. Live In San Diego
Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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