ディスクレビュー: Self Portrait / Loma Prieta
2015年にリリースされたLoma prietaの5thアルバムにして、Deathwish移籍後2作目。本作もex.ComadreのJackがサウンドプロドュースを務めUSエモバイオレンスの進化系、その可能性を提示する1枚となっている。
前作ではDeathwish移籍後の第一弾という状況だったため、サウンドの変化が特に目立ったが本作は2作目でありサウンドの参加よりもその内容をよりシビアにジャッジされそうな気がする。とはいえ、相変わらず周りのことなんて御構い無しと言わんばかりのノイジーなサウンドを哀愁や悲壮感を漂わすメロディと合体させたLome Prieta節である。体感的には少々スピード感は薄れたようにも感じられ、よりグルーヴィな重さや暗さが全面に押し出されており、良い意味でもTouche Amoreのヒップ感とは対照的な存在となりそうである。完全にモテなさそうな男臭いUS激情サウンド。こんなサウンドなのに一曲めからタイトルが「LOVE」なのにもエモを感じる。
tracklist:
1. Love 02:43
2. Black Square 02:06
3. Roadside Cross 01:52
4. Net Gain 02:20
5. More Perfect 04:39
6. Nostalgia 04:43
7. Never Remember 01:59
8. Merciless 02:41
9. Rings 02:33
10. Satellite 06:07
Text by Akihito Mizutani (3LA -LongLegsLongArms Records-)
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