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【読書メモ】Be Yourself 自分らしく輝いて人生を変える教科書

自分らしい発信がしたい。
けど、自分らしさって何だろう?

noteを書き始めてからよく考えるようになった。


AIでも文章を書けるようになった時代だけど、AIが書いたんだろうなぁって文章は無機質でなんだか好きになれなくて。
私は、感情が文章から滲み出てるような、人感のある文章が好き。

この「人感」こそが、「自分らしさ」ってやつなのかなぁと思う。


そんなわけで、「自分らしさ」がテーマのこの本を読みました。


著者は川原拓巳さん。
「片づけの魔法」で一世を風靡したこんまりさんの旦那様であり、こんまりさんの活動をずっとそばで支えてきたプロデューサー。


今やアメリカでは
KonMari=片付け
という意味で使われるくらい、世界的に認知されているこんまりさん。


こんまりさんが「自分らしさ」を保ちつつ世界的に人気になるまでの過程も書かれていて、とても面白い本でした。


ただありのままで自分でいるだけで、人は信じられない力を発揮します。

世界トップクラスのビジネスパーソンの方々も、みなさん同じように自分らしい価値を発揮し、相手の価値を尊重する天才でした。

彼らが教えてくれたのは、それぞれの強みを活かすことが合理的で生産的であるということ。
人生を豊かにする要因は「外」ではなく「内」にあるということ。

Be  Yourselfより


ありの〜ままの〜自分を大切に。
自分らしく輝く秘訣について、本の中で印象深かったところをメモしておきます。



片付けをして、自分を知る

まずは、片付け!さすがこんまりさんのパートナーです。

片付けが自分を知る最短の道なんだとか。

片付けは、部屋の中の片付けだけにとどまりません。
時間の使い方や仕事についても、「これは本当に自分がしたいことなのか」見極めることが大切。

量を減らして質を高めていく


こんまりさんがアメリカに渡ってからのこと。
講演や取材の仕事に忙殺され、「こんまりさんらしさ」がかげってしまったことがあったんだとか。


もともとこんまりさんは、人見知りで、初対面の人の前で話すのが苦手なタイプ。
それでも期待に応えようと頑張る中で、どんどん消耗して疲れがピークに。


人々にときめきを伝える近藤麻理恵が、彼女らしくときめくことができなくなるなら意味がない。

僕がプロデューサーとしてすべきなのは、仕事を詰め込むことじゃなくて、
彼女が本来の自分でいられるために思い切って「手放す」ことだ。

Be Yourselfより


そう気づいた川原さんは、こんまりさんが苦手とする講演のオファーは原則として辞退。
取材も99%カット。



こんまりさんが自然体で力を発揮できる仕事だけを受けることにしたそう。


そんな中オファーを受けたのが、「KonMari」の名前を世界中に知らしめることとなる、ネットフリックスの番組。

輝くために、あえて引き算をする。


自分らしくいられる、自分の心がときめくことだけに絞っていく。

こんまりさんのサクセスストーリーから、
減らすことの大切さを感じました。



「好き」「楽しい」「やってみたい」を大切にする

じゃあ、こんまりさんにとっての片づけのような「自分らしさ」は、どうやったら見つかるのか?


どんな人だって魅力のもとは「好き」「楽しい」「やってみたい」にあります。
それは誰にも奪われることがない、流行り廃りにも揺るがない、あなただけの宝物です。

Be Yourselfより


自分らしさは、「できること」じゃなくて「好きなこと」の中にある。


やりたくないことを手放して、生まれた空白の時間をあなたの「好き」に使うこと。
それが最初の一歩です。

Be Yourselfより


めんどくさい家事を家電に任せて、余白を作って、その時間に自分が心からやりたいと思うことをする…みたいな感じかな?


子育てだったり仕事だったりで、自分の「やりたい」を最優先できない日々だけど。

そんな中でもどうにか、毎日少しでも、自分の「好き」を優先させる時間を作っていけたらいいな。



自分の「好き」「楽しい」の中から、人の役に立てることを探す

自分が無理なく楽しんで続けられそうなことで人に喜ばれることや役に立てることはないかな、と考えてみましょう。

Be Yourselfより

自分の好きなことが見つかったら、人の役に立つ方法を探す。


子どもの頃から片付けが大好きだったこんまりさん。

けど、ただ自分の部屋を片付けてるだけだったら、今の成功はなかったはず。


まずは友達の部屋を片付けるところからスタート。
ただの「片付けオタク」だった女の子が、たくさんの「片付けられなくて困ってる人」に感謝されるようになり、それが仕事になった。

好きなことで、人の役に立つ。

まさに理想的な仕事像だなぁ〜と感じました。



ネガティブから生まれる「らしさ」が最強

自分がネガティブに捉えているものに真剣に向き合った人は最強です。

本気で輝きたいなら、ネガティブにも向き合ってみませんか。

ネガティブなところまで見つめる頃には、きっとあなたらしさが少しずつ見えてきているはずです。

Be Yourselfより

一般的にはネガティブに捉えられがちなことも、トータルでその人を見たら案外「チャームポイント」だったりする。


私が好きな漫画ハイキューだと、
影山は最強セッターだけどバレー以外ではちょっとお馬鹿なところが可愛い。

研磨は根性が嫌いで体力はないけど、ゲームが好きで戦略を立てる天才だ。

(ハイキュー知らない人には訳分からない例えかな)


他には…そうだな…

渡辺直美さんはあの明るくて面白いキャラクター、自分の好きなおしゃれを楽しんでるところ、全部丸ごと含めて超魅力的!
ぽっちゃり体型も魅力の一つだから、痩せちゃったら悲しいかも。


長所と短所、全部丸ごと「これが私です」って認めてる人ってかっこいい。
私もそんな風になりたいなぁと思う。



てっぺんを目指さなくていい

てっぺんを目指すんじゃなく、自分らしさを活かしながら自分だけの目標を達成する。
マウンティングは不要です。

Be Yourselfより

たとえば子育てを発信したいと思った時。
子育てに大成功した偉大な母しか発信しちゃいけないなんてことない。


・スポーツ好きな親の子育て発信
・旅行好きな親の子育て発信
・ワーママの子育て発信
・専業主婦の子育て発信


全部、どれがいいも悪いもない。どれが一位とかない。

それぞれ違う魅力がある。100人いたら100通りの子育てがあるんだから。


てっぺんまで行かないほうが、その人らしい価値を生み出せるということがたくさんあります。

はるか遠くのスーパースターより、親切でかっこいい近所のにいちゃん、いつも親身になって話を聞いてくれるお姉さん。
そんな存在がありがたがられる時代です。


「すごい人」の発信よりも、「自分と少し違う人生を歩んでる普通の人」の発信の方が共感できて役に立ったりする。
普通の人っぽい人がやってると、自分もできるかも、って希望が持てるというか。


私だと、なんだろうな。

本が好きで、会うたびに最近読んだ本の話をしてくる近所のママ、みたいな感じか?



終わりに

AI時代到来のこれからの時代、自分らしさがより大切になってくるんだろうなぁと感じる。

AIに仕事を奪われる、とかよく聞くけど、
個人の「好き!」の感情だったり熱い思いはAIに取って代わられないもの。


好きも、嫌いも、得意も、苦手も、全部ありのままの自分でいたい。

そして飾らずに、人の役にも立てる自分になれたら最高だな〜と思った!


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