実るほど頭を垂れる稲穂かな
こんばんは。三条まなびぷれ~すです。
私が若い時には、祖父からよくこの言葉を投げかけられました。
「もっと謙虚になりなさい」と。
学問や技能が深まった人ほど、かえって他人に対して謙虚になる様を稲穂にたとえたことわざですが、歳を重ねて、なんとなくこの真意がわかるような気がします。
私はこの言葉を「偉くなっても傲慢になるな」と反面教師的に捉えていたのですが、実際は「偉くなったら謙虚にならざるを得ない」が本当のところではないだろうかと思うのです。
たくさんの経験を積んで、自身でも多くの教養を身に付けたその先には、決して「一人でここまで来たわけではない」という事実を身に染みて感じているのだと思います。
たくさん悩み、たくさん努力をして、歩んできた道のりを振り返れば、「ここで終わり」なんてことはなく、「私なんぞまだまだ」と謙虚に進むしかありません。
多くの人に支えられていることに感謝をし、どこまで行っても終わりなき自分の修行の道に謙虚に真摯に向き合ってこそ、その人生は充実したものになるのではないかと思う今日この頃です。
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タイトルの画像はさいとう りょうた /「ことば」をつむぐさんの作品を使わせていただきました。ありがとうございました。