なければならない理由を聞きたいの。
最近は日を追うごとに暖かくなってきて、脱皮をするがごとく厚い冬服を一枚、また一枚減らしていく事が喜びになってきています。早くもっと暖かくなれ〜!
さて、日本ではもうすぐ卒園・卒業シーズン。この厳しい情勢の中無事に卒園・卒業を迎えられるように祈るばかりです。
日本の園や学校が卒園や卒業を迎えてもインターナショナルスクール辺りはまだ学期の真最中ですので通常営業。ですが、日本の学校の卒業を目処にインターへ入学させたいご家庭は多く、入学に関わる私は一年の中で今が一番繁忙期だったりします。ほぼ毎日面談や書類の準備に追われてます。
今の時期を問わず私は入学に関する業務を行っているわけですが、その中でも面談はとりわけ興味深いものがあります。最近のトレンドワードは「うちの子には日本の学校が合わないと思って。」です。実はここ最近で私も気がついたのですが時期が違うと親御さんの用いる言葉も違うようです。
例えば、インターの新年度は大体8月末から9月初めにかけてです。年度の初めからの入学をお考えの場合、面談等は大体5、6月頃に済ませるのですがその際よく聞かれるワードはもっと具体的に親御さんの希望、例えば「個性を尊重してもらえると思っている」ですとか、「将来的に英語が必要だと思うので、今からやっておくといいと思ってます。」というこ趣旨のことを耳にするのが多いです。よく言えば具体的な目標を持ってのワードです。
その後、学期半に入学をご希望される場合は仕事の都合で帰国してきた等の理由で、「赴任先でインターに通っていたから今から日本の学校ではついていけない」や「再度赴任する可能性があるのでその時に言葉が。。。」というのが多いでしょうか。その他には「現在通学している学校で浮いてしまっていて。。。」というのもあります。これらは仕方なしというか、藁をもすがる思いというか、そういう不安に対するワードが多く聞かれるような気がします。
目標が明確だったり、今現在通学している学校で問題があったりするご家庭の場合、お伺いしたいことやこちらに望まれることなどに重点を置いてお話するのですが、「うちの子に日本の学校は合わないと思って。」という理由にはちょっと手こずります。
まずまだ就学をされていないので何をもって日本の学校と合わないと思われているのかというところを聞き出し、ではなぜインターナショナルスクールでないとならないのか。というところを聞き出します。日本には公立校もあれば私立の学校もあります。公立校は難しいかもしれませんが、私立の学校には最近ではインターに近い環境を整えている学校もあります。
もちろん、ご両親はそれなりの理由があってのご希望ですし、みなさん「日本の学校と合わない理由」はスラスラ答えてくださるのですが、いざ「インターでなければならない理由」を伺った際、なかなか明確なお答えをされる方はおられません。その中でも一番多いのは「英語が好きなのでどうせなら楽しく通いながら英語を習得して欲しいから」でしょうか。
さて、「なぜ日本の学校じゃダメなのか?」「なぜインターでなくてはならないのか?」これらの質問は端から聞いていると意地の悪い質問のように聞こえます。自分でお伺いしていても思います。
でもこの質問、割と重要なのです。なぜなら、「インターナショナルスクール」は学校であって「塾」でもなければ「習い事」でもないからです。そしてインターに一度入るとその後どうするのか?という割と明確なビジョンがないと「ただ入れただけ」になる可能性が高くなるからです。
続きは次回!
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