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谷中「本覚山自性院(愛染寺)」
言問通りから三崎坂方面に入ったところにある新義真言宗本覚山自性院。愛染寺ともいう。映画化され人気を博した川口松太郎の『愛染かつら』のモデルとなった桂の古木が境内にある。江戸御府内五十三番札所でもある。枝垂れ桜が見事。
縁起
神田に創建される
1648(慶安元年)現在の地に移る
1984(昭和59年)本堂・客殿・庫裏を新築
本尊:両部大日如来
木造阿弥陀如来坐像(台東区有形文化財):高さ37cmの寄木造りで、室町時代の承応30年(1423)の作
木造不動明王立像(台東区有形文化財):鎌倉時代初期の作と推定されている
愛染明王:元文年間(1736-1741)9世の貫海和尚が高野山で修行したとき愛染明王に感得し、帰国後境内の楠の大木で高さ1mの像を彫ったとされる