生き様を見た日

こんばんは、grapefruitです。

辻仁成さんのJAPAN FINAL TOUR「終わりよければすべてよし」
に行ってきました。

私はECHOES時代からも
辻さんの歌をほとんど聴いたことがありません。
Zooしか知らなくて・・・
先輩がECHOES聴いてた、その記憶だけ。

でもTwitterの頃からずっと辻さんの投稿を読んでいました。
アカウントを持ってなかった頃からなぜか辻さんのだけは読んでた。

生きるってキラキラしたことだけじゃない。
そこのところがいつも正直に綴られていて
つらかった時、何度も励まされた。

人を本当に励ませる人は
乗り越えた人ではなく
今を生きてる人なんだって思った。

あの頃一緒に生きてくれた。
そういう気持ちがありました。
だから行きたかった・・・。

私は引退コンサートで初めて
しっかり辻仁成の歌を聴きました。

知らなかった。
本当にすばらしいよ。T T

ミュージカルとか観たことないけど
まるでミュージカルを観ているようだった。
歌の世界が物語のように見える
魂が揺さぶられるようなステージでした。

音響とか専門的なことは全然分かりませんが
そんな私でもフェスティバルホールのすばらしさは体感で分かりました。
辻さんとフェスティバルホールはとても似合っていました。

長渕さんの時も思いましたが
歌を聴きに行ったというより
「生き様」を見に行ったという感じがします。

本当に行ってよかった。

時々オペラグラスを通してステージを見ました。
あぁ、めっちゃいい笑顔や。
本当に楽しいときの笑顔だと思いました。

ECHOES時代からのファンの方がうらやましかったです。
私も若い時から聴いてくればよかった。

文章からもその人は伝わってくるけれど
リアルのその人が持つ情報量には全くかなわない。
会いに行けて本当によかった・・・。

これからもきっとご活躍されることと思いますが
大きなホールでのコンサートは
昨日の大阪フェスティバルホールが最後なのだそうです。

生前葬だなんて
半分冗談で半分本気なのだろう。
その気持ちもまた
なんとなくわかる気がするのです・・・

コンサートが終わったあと
順々に席を立ちながら
ずっと手拍子が続いていて
私も手拍子をしながら
しばらくステージをみつめて
帰りました。