![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73502329/rectangle_large_type_2_c7b3741237a95887da2f904335ef6889.png?width=1200)
3Dアニメーターに必要な観る力(基礎編)
基礎編の【観る力】の説明になります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75187991/picture_pc_dc24982ddc3a7de843780204c28d4c69.png?width=1200)
読んで欲しい方
✅プロの3Dアニメーターに必要な能力が知りたい方
✅なんとなく興味がある方!
観る力の3本柱
こんにちは、らいはん です。
【観る力】のご説明となります。
ここでは、
インプットして、アウトプットを
正確に行うことを指します。
ただ、
3Dアニメーターとして正確さで、
線の強弱、影(色合い)など、
手書きのアニメーターとして
能力とは少し別だと考えます。
話が少し外れましたが、
こちらの力には、
3つの定義が含まれています。
それは、
・観察力 ・デッサン力 ・分析力
の3本柱となります。
以下で別々に解説します。
3本柱1つ目【観察力】
まずは1つ目▼
観察力:日常を観る能力
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75162094/picture_pc_d72fd982451df62761c83ffdfed03351.png?width=1200)
常日頃から、人間の動き、
現象などを観る事ができる、
習慣化している事が大切です。
日頃から興味を持ってみれるか?
日頃からストックできるか?
ここにプラス、
他の基礎【物理と人体構造】
知識があると
より楽しく観察ができるかと思います。
3本柱2つ目【デッサン力】
続いて2つ目▼
デッサン力:正確な形と立体感を再現する能力
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75162111/picture_pc_df7886348a45916720674f28d3f852dd.png?width=1200)
ここでは、立体感(奥行)を認識して
物の形を正確に再現する力で、
線の強弱、陰影、質感、色合いなどは
それほど問わないです。
(あるに越したことはないです)
3Dアニメーターに必要な範囲は、
実際の美大、芸大レベルほど
問わないと考えています。
なぜ、再現性が高いほうがいいか?
それは、正確な基準があった方が
いいからです。
再現性が高い=正確な基準に近い
例えば、後20%ほど
角度をつけて誇張しよう!
と思った際、
元々の再現性が低いと
ズレが大きくなります。
さらには、
全体的な再現性にばらつきがあると
0フレームから50フレームは、
良い感じに誇張できたけど、
51フレーム以降はあまり
誇張できていないなぁ。
というような状態になります。
他に、
画面上に置いて、
トレースをしかできない
はあまり良くないと考えます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75187660/picture_pc_924921fa7e906d3af222dc82cfa43216.png?width=1200)
(デッサン力がない)と、
その後、誇張した後に
元々の基準がわからない!
調整ができない!
振り出しに戻る事が
発生してしまいます。
最初から作る上では、
ある程度基準を
自分に中に落とし込むために
トレースでなく、
観ながら作る工程をはさむ事で
正確に作れる事が大事だと考えます。
(人体知識も影響する)
※トレースでは無いと
分析も入りやすいため
以下で説明
3本柱3つ目【分析力】
分析力:分解と比較により、気づく能力
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75162121/picture_pc_75a7e454c77d6a599a74f7617d1dce33.png?width=1200)
分解と比較には、
客観的な視点、
情報整理能力が必要となります。
能動的なため、
気づきを得やすく
より良いものが
作れるようになっていきます。
また、
比較で違いに気づくためには、
デッサン力が必要だったり、
観察力も必要となり、
3つをバランス良く上げる事が
重要となります。
更に、
物理や人体構造の知識を併せて
より楽しく分析ができるようになります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75162230/picture_pc_d6428f46c30f23fefb83f3af118dd826.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75162272/picture_pc_7d188ee66dbe4aac3ed0e5f0d9f539a0.png?width=1200)
まとめ
観る力の中で3つの能力は
プロのアニメーターに
必要な能力としてあげました。
ただ、
全て完璧に高い人は珍しいです。
私もかなり足りてないかなと思います。
足りていないと作る際に苦戦します!
ほんと苦戦します!(2度)
理由は、
ダイレクトにクオリティに影響し、
クオリティが上がらないと
スピードにも影響します。
プロとして、
クオリティとスピードが足りないと
相当致命的!
分析力での記載にあるように、
比較で違いに気づくために
観察力/デッサン力も必要となり、
3つをバランス良く上げる事が
重要となります。
少しずつ意識的に上げてれるよう
積み重ねていければと思います。
参考記事
デッサン力が身につく!「一瞬で見える世界が変わる方法」をご存知ですか?
12時間円柱を描きつづけてはじめてわかったこと。「気づく」までにはたくさんの時間がかかるのに、みんな先に教わってしまうんだね。
いいなと思ったら応援しよう!
![らいはん@オジサンも挑戦!](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116213342/profile_3a2335a3fb0f7ceb7294dae32f6678bd.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)