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コンサルの倒産が過去最多(気になるニュース 2025/1/10)

東京商工リサーチのリリースによると、コンサルティング会社の倒産が過去最多だったようだ。

倒産理由の多くは下記とのこと。

原因別では、販売不振や既往のしわ寄せなどを含む「不況型倒産」が102件(構成比66.2%)を占めた。 

本記事より

以前、別のnoteで紹介した人手不足倒産とは状況が違うようだ。

そして、倒産したコンサルティング会社の割合は、やはり中小企業が多いようだ。

資本金別では、1億円未満の中小企業が152件(構成比98.7%)とほぼ全てを占めた。さらに、従業員数別でも5名以下の小規模事業者が143件(同92.8%)を占め、参入の容易さから新規参入が相次ぐ一方、資産背景に乏しい中小コンサルタントが売上不振に喘ぐ実態が浮かび上がる。

本記事より

記事にコンサルタントが求められる専門知識が深く多様になったとあるが、その裏返しとしてコンサルタントを雇える規模の事業会社のビジネス理解、専門性が高まっていることも、一つ要因ではないかと思う。

事業会社にノウハウがないからコンサルタントに頼むわけで、その事業会社のノウハウ水準が高まればコンサルタントへの要求水準も高くなっていくのである。

そして、高いスキルを持つコンサルタントは高い給与水準でないと確保できず、高い給与水準を確保できない中小企業のコンサルティング会社から業績不況になっていったのではと考えている。

特に、中小規模のコンサルティング会社は、会社に対してというより、そのコンサルタントに対して依頼しているという意識が強いため、優秀なコンサルタントを確保できなくなった瞬間から、業績が落ち込むだろう。

現在、ニュースでもよく話題になるが、大手企業が次々と賃上げする中、優秀なコンサルタントも出て行ってしまう可能性が高く、中小企業で人材を確保していくのはなかなか難しかっただろう。

そもそも、本当に困っている中小企業向けに、手を動かせる優秀なコンサルタントが張り付いて支援できるのが良いと思うのだが、中小企業にその金額を負担できる余力はなく、大企業が資料作成で優秀なコンサルタントを使い倒しているという現状は、業界として早く見直した方が良いのではと思っている。

感想がメインの記事になりますが、ご参考になればと思います。


最後にコンサルタント時代に読んで、参考になった本の紹介です。

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