ここからの脱却

ここでは
本音を出すと決めて書いている

書きながら
今まで
本音を塞ぎながら
人と付き合い思いっきり背伸びもしていたことに気が付かされた

ここから羽ばたいて世界へ行きたい

物心着く頃の記憶は
大好きな父が酔うと暴れ出すこと
何度も
母と夜の街へ飛び出し電車に乗り
母の友人宅へ身を寄せた

ただ酔いが覚めると
すごくすごく優しい父だった

母は専業主婦だったので
きっと
この生活からの脱却を企んでいたのは
私だけだろう

小学校３年生の頃の夢は自立することだった
みんなでここから羽ばたいて見せる！

大人になりついた
職業は看護師
幼稚園の頃たまたま隣の子が書いていたのを真似ただけ
夢を描くことができなかった

小学校６年の頃には
家庭環境を自覚しこの家では大学は無理だと諦めていた

だからこそ
子供ながらに必死に進学を考えていた
だから勉強は頑張った
運動は苦手でも先生と仲良くして係りを請け負って

そして
当時は県が膨大な予算を看護学校に提供してくれていた
なんと　年間の学費は前期後期合わせて　３６，０００円
進学はその看護学校になった

ただいくつか検討しようと
就職進学を考えて高校の進路室に相談しに行ったら
先生に怒鳴られた　こんな進学校にそんな進路はない！！！と
そして
高校３年の時は国立大学の指定推薦の枠があると
担任から話を受けた
両親に伝えると案の定そんなお金はないと言われた
今度は担任に
子供の将来を潰す親はいないと怒鳴られた

私は
この断られる子供の気持ちに寄り添える大人になろうと決めた
この時に出会いたかった大人に！

先生たちの世界にはない世界で学生の私は生きていた
周りの親戚にも相談できそうな大人が見当たらなかった

我が家の隣の医学系一家にはいつも両親を蔑まされた
絶対　ここから抜け出してやる！！！
何度も何度も　心の中で子供の頃から誓った

看護師で
両親にだって車の買える大人になる！！！
そう誓って！

そして今
アラフィフとなった私

結婚をし
子供３人にも恵まれ
働き方を変えながら２５年以上看護師を勤めた
看護師の仕事をしながら
産後に助けられたアロマを学び
アロマセラピストとして活動している
また県の事業が立ち上げている無料塾の講師として小学生とも関わっている

子供の頃に思い描いていた
看護師一本の道ではなくなったが

コロナ禍を機に
生きることを考え躊躇していたアロマの道もグッと進めた

生きているから
色んな人々の出会いにより
気づき考え諦めないことを一日一日過ごす

今は
まどろむ時間を持てる

まだ夢がある
お金持ちになり
共に潤いそして寄付ができるくらい稼ぎ
初めての家族で
海外旅行に行くこと

アラフィフで
初！母との飛行機✈️の旅

子供の頃には
旅なんて夢
描くこともしなかった

小学生の私に伝えたい

あなたの頑張りは
未来の笑顔につながると！