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自分の足で情報収集することは後々自分を救うことにもなる~社員インタビュー#2

今回ご紹介するトリプルアイズメンバーは、管理部門に所属する武田竜治さんです。

小学生の頃から途切れることなく将棋を続けていらっしゃいまして、当社将棋部の部長でもあります。幼いころから好きだったこの将棋がトリプルアイズと出会うきっかけにもなります。

物腰は控えめですが、お話される姿勢や言葉の一言一言に芯がある。そんな強さを感じる今回の社員インタビュー、ぜひご一読ください。

―まずは入社した時期と経緯をお聞きしてもよろしいでしょうか。
2020年4月入社で今年で3年目です。就活中にSNSで将棋採用という言葉を見て面白そうだなと思い応募したのがきっかけです。就活中、はっきりとやりたいことが見つかっていない状況で、ただ自分が得意としている将棋を活用できないかなとも考えていた時期だったので、運命的だと思いました。

―将棋採用でのご入社だったのですね。入社されてからのご経験と現在の仕事内容について教えてください。
もともと未経験SE枠で、エンジニアになる予定でした。しかし入社の時期がちょうどコロナの感染拡大と重なって、4~6月は休業で、6月中旬から~7月下旬頃まで同期数名と京都に滞在し、取引先企業のコロナ関連の給付金業務に携わりました。そして戻ってきてからは、トリプルアイズの子会社である株式会社所司一門将棋センターに配属となりました。そちらでは、大会運営や将棋指導、センター内の管理業務にも携わり、登記、給与や税金納付など行っておりました。その後、2021年3月に本社の法務関係のサポートとして経営管理部に異動となりました。もともといらっしゃった法務まわりを担当されていた方が退職され、そのまま自分が引き継ぐことになりました。

―入社してすぐから大変な時期でしたね。そしてまた短い期間で幅広い業務をご経験されていらっしゃいますね。
確かにそうですね。現在は、法務業務メインで主に契約書チェックなどを行っています。その他にも、上場準備の時は、株式事務、証券口座関連、上場前の株主さんとのコミュニケーションを主として担当していました。上場直前は、実地監査対応や、取締役会の議事録のベースを作成したりなどもありました。

―登記にも携わっていらっしゃるとお聞きしました。
そうですね。登記にかかわる業務も担当しています。登記関連は、子会社で一連の流れを経験していたことが役立ちました。何を計算して何を通知しないといけないのかなど理解できるので、子会社のときにやっていて良かったと本当に思いますね。

―初めての業務は手探りの部分もあったかと思いますが、どのように乗り越えてこられたのでしょうか。
上司に相談し、皆さんにサポートいただきつつ、自分でも調べてといった感じでしょうか。デスクにある前任者から引き継いだポケット六法は辞書のようなもので、分からないことがあるとすぐ開いてみています。

―仕事を通してのやりがいを教えてもらえますか。
法務は法務内で完結するものではなく、営業さんが仕事をとってこられて、契約書の締結へ進み、営業さんあっての法務だと思っています。なので、営業さんからありがとうと言われると大変嬉しいですし、すごくやりがいを感じます。最初の頃は、スピード感が分からず迷惑をかけてしまったという自覚があります。しかし、顧問弁護士さんの見解をいただく、上司に相談する、自分で調べて取りまとめる、などと数を重ねるうちに、「今回の案件は以前のあの案件と似ているな」と分かるようになり、重要度の判断などもつくようになり、それがスピード感を身に付けることにもつながりました。

―繰り返し経験することで知見も深まっていくのですね。ご自身で成長を実感できた点などありますか。
そうですね。色んな人から言われるんですけど、私一年目はおとなしかったんです(笑)全体像をつかめていないと話せないですし、何でも自分で抱え込んでしまう傾向にありました。ですが、そのままだとスピード感も落ちますし自分を変えないといけないと思うようになり、チャット上だけだとわからないことは、直接デスクにいって、積極的に自分から情報を拾いにいくようにしました。これまでは聞くのが億劫で推測で動いてしまっていた部分も少なからずありましたが、「だろうなという推測は危険性をはらむものだ」ということも実感したんです。自分の足で情報取集することができるようになったのは自分の中での成長ですね。

―仕事をする上で大事にしていることって何でしょうか。
期日は当たり前。その上で、いただいている情報の中で、足りないものがあったら、ひたすら調べたり、担当に聞いたり、弁護士に相談したりして、情報を集めることです。法律の範囲内でうちの会社にとって一番良いのは何かという答えを出すことを求められているのだと思いますので、情報収集と整理をして、期日までに回答することを大事にしています。
例をあげると、先方雛型の契約書はどうしても先方有利に作られていることが多いんです。なので、弊社としては大きく作り変えていきたいところなんですが、その会社とトリプルアイズとの現在の関係性や、その時の温度感、詳細の情報を収集・整理し、先方の会社も言い分があるでしょうから、できるだけお互いに不利にならないようにと考慮して案を提示するように心がけています。

―トラブルを未然に防ぐ、大切な役割を担っていらっしゃいますね。ところで、武田さんの得意な領域を教えていただけますか。
業務とあまり関係がないところでいうと当然将棋は一つの武器かもしれません。幼いころからやっていたので。

―武田さんといえば将棋ですよね。今年の6月に開催されたLPSA将棋フェス2022「企業対抗ペアマッチ」では見事優勝されました!相当なプレッシャーもあったのではないでしょうか。
そうですね。昨年と違って今年は一人で会社を代表しての参戦ということで、負けられないというプレッシャーがありましたね。また、ペアマッチということで、ペアになる方に迷惑をかけたくないなとも思い、ペアの方の棋譜を並べたりして事前に準備をして挑みました。自分は、負けず嫌いなところもあり、今年こそはリベンジしたいという気持ちもありました。

―その、努力の成果を盤上に発揮されての優勝だったのですね。ところで、将棋はいつからされていらっしゃるんでしょうか。
小学1年生の時に父から教わったのがきっかけでそれからです。その頃父はアマチュア初段でした。将棋だけは自然ととぎれることなく、飽きたからやりたくないといった時期もなく続いております。もうすぐ20年です。

―途切れることなくずっと続ける、その将棋の魅力はどんなところにあると思いますか。
それはもう、自分の考えたこと、自分の手順をそのまま盤面に出せるところがやはり楽しいですね。自分の性格的に人に気を遣ってしまうところも割とあるのですが、将棋においてはそういうことがなく、自分が思った読み通りに指せるところが魅力かと。深く考えた結果相手に勝てるとやはり嬉しいです。

―なるほど、そのままの自分が出せるといった感じでしょうか。
そうですね。私はそれはあります。将棋は人によって性格がとても出るものだと言われていますしね。

―将棋は毎日触れられているんですか。
一日将棋をせずに過ごすと、その次の日は全然手が見えないなということもあるので、毎日少しの時間でも触れています。帰りの電車の中でもしますし、指さないにしてもプロの将棋を並べるとかいつもやっています。リアルタイムで見られる棋譜中継のサイトがあるのでそれを見たり、例えば藤井聡太さんが指している棋譜など見たりするのも楽しいですね。そう考えると毎日何かしら将棋に触れていますね。

―それでは、今後の展望など、何かありますか。
まず、仕事でいうと、役員の方がされているようなちょっと難しい業務にも挑戦してみたいです。上場準備の時は、私はそんなに知識もなかったので、押印やダブルチェックなどの簡素な仕事をしていましたが、役員の方がされている業務内容に触れることは多く、傍で難しそうだなと思っていました。今後は自分がそういった業務に挑戦したいです。
プライベートでいえば、個人将棋で全国大会入賞ですかね。団体戦では職団戦S級で優勝すること。トリプルアイズにも将棋をきっかけとして入ったということもあり、社会人でナンバーワンを目指したいですね。

―休日はどう過ごされていますか。
将棋はもちろんですが、スピッツが大好きで音楽を聴いたりしています。コロナが拡がる前まではLIVEにも行っていました。3000人くらいの規模のライブハウスでの参戦は、メンバーとの距離も音も近く感じられ好きですね。

―最後に、社内と若手の皆さんへ向けてメッセージをお願いします。
営業さんあっての法務だと思っています。取ってこられた案件に全力で対応させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします!新入社員の皆さん、会社は個人戦ではなく団体戦です。自分一人で抱え込まず、ちょっとしたことでも聞いてまわる、自分の足で動くことは、後々自分を救うことにもなりますのでぜひ動いてみてください。