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3 count...(3カウント)は、不思議なあちらの世界から仕入れた魔法や不思議な雑貨を使うハンドメイド雑貨屋さん。
minneギャラリーで販売中。
ここでは、アクセ…
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2020年12月の記事一覧
#41 不死鳥の癒しの涙
「さて、君は…
確か、以前来てくれたよね?」
Emilio(エミリオ)は私のことを覚えていた。
「はい。以前は、色がガラリと変わる
時の鳥の翼を購入させていただきました。」
「あぁ、そうだったね!
今、とっても希少なものが入ってきているけど
見てみるかい?」
「希少なもの?ぜひ見てみたいです!」
Emilioはカウンターの下の方から
丁寧に何かを取り出してきた。
「えぇ…!すごい綺麗な
#40 ポニーとフクロウ
Ines(イネス)の館を出て、私たちは街に戻った。
そのままカフェに戻るのかと思いきや
Oliviaのお母さんが言った。
「実はね、今日、あなたと会う前に
ポニーの代わりを見つけたのよ。
あなたが気に入れば、その子にしようと思ってて。
Emilio(エミリオ)のお店に取り置いてもらってるわ。」
「そうなのね!
ポニーはそろそろ休ませて
新しいフクロウにしないとね…」
ポニーの代わりにフクロ
#39 銀の手が持つ預言者の珠
「さて、そろそろ街に戻りましょうか。」
私たちは来た道を帰り始めた。
公園を出て少し行ったところで
後ろから年配の女性に声を掛けられた。
「お嬢さん方、占いはいかが?
たぶん、聞いた方が良いねぇ。」
Oliviaは嬉しそうな顔で振り返った。
「占い!?
ねぇ、ママ、寄ってっていい?」
「えぇ、すぐ済むならね。」
少し呆れたような表情をしながら
先を歩いていたOliviaのお母さんが戻