先生と登校シール
中学時代、まともに登校したのは数日だけという不登校の私でも中学の思い出はある。
登校シールとある先生からもらったはがきだ。
登校シール
私は母に付き添ってもらいながら放課後登校をするのがやっとだった。正確な名前は忘れたが生活ノート的なものに担任を始め、2~3人の先生がシールをくれて貼っていたのを覚えている。
2年の途中からシールをもらうようになったけど、2年は行きたくなくて放課後登校すらあまりしていなかった。
けれど3年になって受験を意識し始めてからは放課後登校だけはなるべく続けるようにして、おかげで3年の生活ノートは豪華絢爛なシールまみれになっていた。担任は歴史の先生だったから武将のシールで、女の先生はとっても可愛い立体的なシールをもらっていた。今でもどこかに仕舞っているはず。
思い出深い先生
その先生は美術の先生で、中3になって初めてまともに話した。放課後登校をすると高確率でその先生も廊下に出てきてくれて、色んなお喋りをしてくれて、時には生活ノートにイラストを書いてくれたこともあった。先生のシールは美術の先生だけあってとても可愛かったのを覚えている。もらえたのも数回だったから余計に覚えてるのかもしれない。
受験期間は頑張れと応援してくれて、受験当日の引率もその先生だった。
なにより思い出の決定打になったのは卒業時にくれた手書きのメッセージ付きのはがきだった。
そこには、受験当日現れなかったらどうしようと思っていたらちゃんと来て嬉しかったことと私を鼓舞する言葉が書かれていました。
担任でもない、部活の部員でもない、夜に母に付き添われ登校し、あまり話さない私に対してそこまで思ってくれていたのかと感動したのを覚えている。はがきは今でも宝物でお守りです。
卒業文集のときには語れる思い出なんてないと思ってたけど、ちゃんと思い返せばあるもんだなぁ。登校シールのこと書けばよかったかも。