足キスの夜
こんばんは。今日もお疲れさまでした。
足キスが胸キュンともてはやされたのは、豊川悦司と榮倉奈々が出演した「娚の一生」という映画でのことでした。メディアはこぞってあのシーンの写真を使いたがり、あの写真はDVDの表紙にまでなりました。
私は、足にキスされるのは生理的嫌悪感や背徳感を覚えるのですが、なぜか足が好きな人の物語には心惹かれます。
あの頃の私は、まだそれほど性の事を知らない大人でした。TVの短編だけを放送するシリーズものの1本か、短編映画を集めた映画祭の1本で、「足」をテーマにした作品が流れた事を今も覚えています。
それを見たのは、ある夜のことでした。綺麗な女性は、不意に「足を舐められる」店を見つけるのです。彼女は最初、それに驚愕と嫌悪感を覚えるのですが、日がたつにつれ、忘れられなくなり、最後はそこに足を入れることになり、快感を覚えるストーリーです。
赤や黒のコントラストが艶かしく、いかにも美しい物語に仕上げてくれるのです。足を舐める男性たちはアイマスクをして、ウヨウヨと沢山を横並びにしてあり、その舌の長さをクローズアップするのです。アイマスクは、プライバシーを守る配慮という設定でしたが、それが画面をより妖しい雰囲気としてうつすのです。
足が綺麗な女性達にも憧れます。彼女達は顔など出さなくても、それだけで画面を釘付けにさせられるのです。
自分にないものだからこそ、余計に惹かれるのかもしれません。足だけで、男性を魅了する彼女たちの物語は、次どこで出会えるでしょうか?ボーイフレンドからの、他の女性との逢瀬の話を聞きながら、ワクワクしながらその時を待っています。あの短編作品はもう見ることができません。それがどんな理由かはわからないけど、密かにその物語を薄暗い部屋の中で私は探すのです。おやすみなさい。