帰り道に怯える夜
こんばんは。今日もお疲れさまでした。
私は南にある片田舎の出身です。東京に出てくる前は、家族とその田舎で暮らしていました。一番近いコンビニ(というかスーパー)は徒歩10分でした。冬、ちょっと飲み物やお菓子を買いにそのスーパーに行くのはなんとも無いのに、いつも帰り道は妙に心細くなったのを覚えています。
あの10代の頃、私は何に怯えていたのでしょうか?手の中には、食べたかったお菓子も飲みたかったジュースもあるのに、泣き出したくなって、空を眺めていた事を覚えています。高い建物も街灯も少ないあの町では、星がよく見えました。
オリオン座、北斗七星、オオグマ座、小熊座…。
家に帰ると首が痛かったです。空を見ながら帰ってきたと親に言ったら、おかしな顔をされました。あの時代に、携帯をみんなが普通に持っていたら、きっと誰かに電話した事でしょう。
私の子どもも、いつかこんな気持ちになる日が来るのでしょうか?
明るくて、お店もすぐ近くにあるこの町でも。
おやすみなさい。
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