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さなコン2024 が終わりました

さなコン2024 が終わりました。

「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2024」結果発表


わたしは、作品審査のあるN部門への応募作品のうち、8割ほどに目を通せたかなと思っています。
その目を通した作品から、51の作品について、感想を書かせて頂いてXに投稿しました。

わたしの さなコン2024 N部門感想リスト


先のリストと、さなコン2024 の結果発表を見比べてみると、感想を書かせて頂いた作品がいくつも受賞されていました。
もちろん、それはたくさん感想を書いたからであって、予想が当たったからではありません。
でも、感想は面白いと思ったから書いたので、それら感想を書かせて頂いた作品のうち、幾つかが受賞されたことは正直に嬉しいです。

さて、受賞された作品のご紹介は他の方におまかせするとして、受賞されていなくとも「これ、すっごく面白い!」とわたしの感じた作品を2つ、以下にご紹介させて頂きたいと思います。

オガタハルオの、ある1日 | 筒井透子 

すっごく楽しいお話しです。
読んだ当時に書いた感想を紹介させて頂くと……


面白かった。
腸内環境が脳に影響を及ぼす話はどこかで読んだ記憶があります。
それがこんな楽しいお話しになるなんて。
どこも素敵ですが、中でも落ちがすごく素敵です。
尾形さん、いい人生を送れましたね。


読み終わって幸せな気分になりました。
きっとこれは作者と主人公の尾形さんからの贈り物です。
読者の皆様も是非、味わってみてください。
おすすめです。


箱がひらくとき | 夏原秋

衝撃的なお話しでした。
読んだ当時に書いた感想を紹介させて頂くと……


面白かった!
デジタル姥捨山政策(この場合は治験ですが)が、とんでもない世界への扉を開く。
アイデアもいいし、ラストも不穏なようで主人公の決意が感じられてよかったです。
そう、箱の中身は開けてみないとわからない。


日記の変容を量子力学の問題になぞらえて処理しています。
それがもたらす気味悪さと、「いざっ!」という感じのラスト。
読者の皆様も是非、味わってみてください。
おすすめです。


さなコン2 では、ほぼ全ての応募作品を読ませて頂きました。
さなコン3 では病気療養中であったため、一部しか読めていません。
そして今回の さなコン2024 では、N部門への応募作の8割ほどを読ませて頂きました。
さなコン、あなどれないです。
面白い作品が盛りだくさんです。
受賞された作品、受賞されていない作品、そのどれにも面白い作品があるのです。

N部門への応募作を含む さなコン2024 への全応募作は以下のコンテストページから読むことができます。
もちろん pixiv からもタグで検索するなどして読むことが出来ます。
自分もまだ(N部門応募作のうち)2割ほどの作品を読めていません。
機会を見つけては読んでゆきたいと思います。


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