つきよのかいじゅう
今日は、4パックで1000円の苺を買っていちごジャムを作って、それを生クリームと混ぜてアイスクリームにしました。
濃厚過ぎてちょっと胃もたれしたけど美味しかった😅
大きくなった子供に色んな種類のおやつを作れるように、という名目の下で去年からこつこつレパートリーを増やしています。
お弁当の具材レシピも重ねて…
こういう地道で堅実な事ができるようになったのは、周囲の人のおかげだとつくづく思う。
行き当たりばったりだった人生の責任を、もしかしたら誰かに背負わせてしまうかもしれないと思った時、そう気付いた時に丁寧に生きようと思えた。
本当に、ありがたい事だ😢
本の紹介
タイトル:つきよのかいじゅう
作者 :長 新太
発行 :1990年9月15日
ひらがなとカタカナだけで構成されている、2〜3歳くらいから小学校低学年までくらいの子が対象の絵本かなぁ。
表紙のイラストは、月明かりが照らす夜の湖の絵。
真ん中には満月を背景に湖から頭をぬっ、と出した怪獣。
端っこの方には、それを写真に収めようとするカメラマンと、彼のものと思われるテント。住み込みの模様。
シャッターチャンスの瞬間を捉えた表紙のようです。
あらすじ
山の奥の湖には、昔から怪獣が住んでいると言われていた。
その怪獣の姿を写真に捉えようとする男の、長い年月をかけた物語。
一つのものを追いかける男のロマンを描いたスケールが大きな絵本。
たった数年しか生きていない子供たちに、この男の情熱が理解できるかしら?
感想
まず、怪獣を撮影する事に10年もの月日を費やしているこの男の情熱にプロ魂を感じざるを得ない。
湖には昔から怪獣がいると言われていた…からの流れで、一人の男が10年以上もその怪獣が現れるのを待っていたと、次のページに続くけど。
10年?ふぁ?ってなりました。
その時間感覚って、子供からしたらどれくらいの長さなんだろう。
大人の私でも長く感じるのですから子供にとってはもっとそうなのでしょうね。
そして表紙の雰囲気から見てロマンチック系かと思いきや、オチが予想と違っててちょっと笑ってしまいました。面白い。
読めば分かるのですが、読者に想像力を掻き立てておいて「そういう結末〜!?」みたいなどんでん返しが待ってるのです。
これって絵本ならではのストーリー展開だなあって思う。
1ページ1ページめくる度に新しい展開が待っている。
新鮮で、わくわくして、早く読み進めたい衝動に駆られる一冊。
物語の途中で、この男はある種の挫折や失望みたいなものを経験するのですが、それを「がっかり」という言葉に留めてまた何年も待つスタンスに驚きを隠せませんでした。
いや〜〜…
私なら、10年もかけて追い求めたものが思っていたのと違ったり、達成されなかったりしたらがっかりどころで済まないけどな。
なんか、色んな角度から見てすごいなぁって思う作品でした。