療育手帳とは?
療育手帳とは知的や発達などに障害を持つ人が国から支援を受けるために交付される障害の度合いの証明です。
たかが判定!されど判定!
どんな事でも判定は大事です。
判定結果でその後の生活を左右し、手当ての金額も変わってくるからです。
我が家の子たちは
息子は自閉症+知的障害
チビは知的障害
それぞれもってます。
分かりにくい療育手帳を取りに行った時のお話をしようかなと思います。
ことさら身体障害の判定と違い知的の判定はデリケートなことです。
見た目ではどの程度の障害なのか分からない知的や発達障害は判定時の本人の状態や判定員の洞察力やらお互いのやり取りによっても微妙に変わってくるからです。
困り感の強い子どもが急に猫をかぶって良いコになってしまったり…
普段は落ち着いて学校生活を送っているコが暴れて大太刀回りしたり…と
何が起こるか分からないのが判定の時なのです。
たぶん、私の記事の読者さんは同じような自閉症や知的障害で困り感を持った方だと思います。なので、我が家の下の子たちの療育手帳の判定時の事をお話ししたいなと思います。ただ、地域によっては判定の結果もそれぞれだと思うのであんまりアテにはならないと思いますが…。一つの参考に。
元々、自閉症と知的の障害を持ってる息子
後に知的の障害に気付いた末っ子チビ
2人の障害はそれぞれに重さが違います。
息子は自閉症は幼児の頃は軽めで知的の障害がやや重いと感じました。市の療育活動でも知的療育を中心に行っていました。
積み木や粘土や体遊びなど…対人関係も良好で社会性も良く外では良いコでした。
一方チビは保育園に入れるまで全く障害に気付かない。それほど周りと馴染んで生活していました。自分の世話もお手伝いも出来て。保育園での遊びも周りのコたちとも良好で親からしたら何の問題もありませんでした。
ですが、保母から指摘を受けました。
「話す言葉が単語でこちらの指示が分からない。市の相談を受けて欲しい!」
えー?あんな良いコが?と耳を疑いました。
身近にいたら分からないわ気付かないモンですね。でも保母の見立ては正しかったのです。またチビの話は後日まとめます。
今回は自閉と知的障害を伴う息子のケース
彼の療育手帳の判定時の話。
発達障害は大人になれば本人が適応して周りにも協力や理解者が出てくると難とか生活も落ち着いてくるのではないでしょうか?
自閉症だけ持ってる人と知的を合わせ持つ人との困難さは違います。
知的障害があると会話での理解力や基礎学力が身に付きにくい。パニックが収まらない。など大きな幼児のごとく手がかかります。
それに私から見たら発達障害だけのコなんてかわいいモンです。たいがいは大きくなってくると通常クラスに行ったり、大人に近づくと順応したりしてます。知的障害のケアは大変です。
判定での大きなポイント
それは世話に危険がともなうか?どうか?
親が気が気でない、気が休まる暇がないくらい目が離せない!など、周りの人への影響が関係してきます。
やや差別的に
「あの人はコミ障だから…」
「あいつは空気を読まないから…」
悲しい陰口ですね。けど一般的に健常者と混ざって生活出来ている発達障害の方は療育手帳を持っているのでしょうか?
なかなか手帳は認定はもらえません。
それは国(県)から手帳を認定されると障害のランクによって手当てが出るので判定は厳しくされるのです。
その子の障害の特質やら機嫌や判定員によっては結果には個人差や思わぬ結果が出るのです。養育者によってはえー?何で?と納得いかない事もありがちです。
よく間違えられる
発達障害は手帳がもらえる!
これはそうとは言えないのです。
発達障害を持ってる方は多く、何とか日常生活が送れてると判断されると障害も軽度にされる場合が多いと感じます。
事実、息子の同級生らもビックリするほど差があり、軽く判定を受けているコも多いのです。
息子の場合は学校生活は問題なく社会性があり、逆に家庭でどこかにお出かけや来客が来た時などパニックを起こし、家庭生活において手がかかるのです。ホントに外ズラが良いのです!
なので誰も息子が大変なコなんて思ってもらえません。ですが療育手帳の判定の時は私が連れて行くので行く前からパニックを起こし、いつものように私の手を手こずらてヘトヘトになって終わるのです。
息子に関してはパニックを起こして大変な姿を判定員に見せる事が出来て何とか手帳を交付してもらえました。
それでも予想のレベルよりは軽い判定かなと思います。
厳しいのは仕方ない
税金ですからね。もらうお金は。
障害者に対して厳しい意見の方も居ますし。おおでを振ってお金もらってます!とは言えません。でもこの今もらっている手当てはいつまでももらえるワケではなく、判定によっては突然なくなったりするのです。儲けたラッキーではないのです。
普通の方は大人になれば働き収入を得て生活することが出来ると思いますが、この子たちはそうは行きません。
手当て欲しさで手帳をとっているのではなく、なんとか将来に障害を持って生活するための助けにしたいのです。
今のうちから将来に備えて対策をとっているのです。
本音を言えばお金要らないから何とか普通の人と混ざって生活出来る社会にして欲しいのです。最低限の生活で良いのです。
フツーに働けて
フツーに人と関わりあって
フツーに楽しい毎日
そんなマイノリティに優しい社会になってくれれば私も安心です。
長くなってしまったのでこの話の続きを書きたいなと思います。
それでは…また。
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