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子ども向けの歌や絵本、玩具を楽しむ親の私
娘誕生から三ヶ月が経ち、うちでは子ども向けの歌を流したり、おもちゃや絵本を買い集めるようになりました。
そこで気付くのは子ども向けに作られたものというのは親である大人も案外一緒に楽しめるということ。
例えば歌だとおもちゃのチャチャチャ。
誰しも聞いたこと、歌ったことが多分ある歌。
この曲を流して歌いながら昔学校でやったみたいに、チャチャチャの部分で娘に手拍子をさせると楽しそうにしています。
そもそも拍手をさせるとニコニコ喜んだりします。
私にも拍手が楽しいと思える時代があったのかな。
大人になってから改めてじっくり聴くとおもちゃのチャチャチャはなかなか良い曲だと思った。
ストーリー性もあるし全体的に語感が良く聞き心地が楽しい。
例えば4番の歌詞も面白い。
こひつじ メーメー
こねこは ニャー
こぶた ブースカ チャ チャ チャ
補作詞:吉岡治
こひつじメーメー、こねこはニャー。
ここまではわかる。
しかしこぶたに「ブースカ」はなかなか思いつかない。
他にも私は特に2番の歌詞に出てくる「なまりのへいたい トテチテタ」の部分が好き。
「トテチテタ」という意味のわからない絶妙な言葉にもなにか意味があったりするのかなと調べてみると、昔の軍隊のラッパの音符のことみたい。知らなかった。
ちなみにこれは余談ですがおもちゃのチャチャチャについて書いていて調べたりしているうちに、
この曲は元々は童謡ではなく1959年にフジテレビの大人向け音楽バラエティーで放送するために作られた音楽だということを知りました。
後に子ども向けに歌詞がリメイクされたようです。
自分が子どもの時もそれなりに好きだったかもしれないけど、どうりで大人になってから聴いた今良さに気づくわけだ。
絵本だと、「はらぺこあおむし」。
三ヶ月の娘にはまだ早い内容というのはわかっていたけど、私が欲しくて買った。笑
超王道のこの絵本だけど、私は子どもの頃家になくて読んだことがなかった。
読んでみるとなるほど確かにめちゃくちゃ良い絵本だということがわかる。
色彩豊かな絵はもちろん、あおむしが食べ物を食べる穴の仕掛けがとても巧妙だし、数や曜日の要素も取り入れていて自然と子どもに教えることができそう。
子どもに読ますよりも自分で先に読んで面白いな〜と感心してしまった。
おもちゃも、まだ日本語を話すことのない娘からこれが欲しい、あれが欲しいと言われているわけではなく、
完全に親である私や夫がこの子と遊ぶのにこれがほしい、使ってほしいという気持ちで選んで買っている。
もはやおもちゃは大人が欲しがっている。
子どもに与えるおもちゃならはっきりしたカラーの方が認識しやすくて良いだろうに、
くすみカラーのおもちゃもあるのは大人が可愛い・お洒落だ、部屋になじむなどと思ったりして欲しくなるからであって完全に購入者である大人をターゲットにしている気がする。
私はこれからもしばらく自分の子供時代に歌った歌や絵本、おもちゃたちを娘と一緒にまたなぞっていく。
おもちゃなんて昔にはなかったものや進化したものだってたくさんあると思う。
それらを大人になった今の視点から見るのも楽しみ。