飲食店の困った!を解決相談所大分11:飲食業界もAI機器が増えてDX化が進む~面倒な作業はAI任せにできそうです!
noteクリエイターの池 辰彦さんが小売業のAI化とDX化について投稿されていましたので、記事をヒントに飲食業界のAI化、DX化できる分野をチェックしてみました。
■AI連絡ボード
飲食店の朝夕の朝礼(ランチ、ディナーのスタート前の朝礼)時に
お知らせする、
・今日の欠勤者 ・今日の欠品料理 ・予約組数と人数
・会社からの連絡事項 ・店舗の連絡事項
・本日のシフトとポジション など
これが、
デジタルサイネージで表示されて、スマホの画面でも確認できる
ようになりつつあります。
■AIが勤務シフトを組んでくれる
・希望の休日を申告
・希望の勤務時間を組む
・希望の勤務時間数を組む
半月分組むだけでも、店長、副店長さんの特殊能力が必要です。
また、店長のお気に入りスタッフが優遇される不均衡を解消できます。
AI機器がベストな勤務シフトを作成します。
これはもうできていますね。勤怠管理システムに給与計算などと
一体になり、サブスクも広まっているようです。
ただどこが優れていて、コスパがいいか、私はまだ確認できていません。
■AIが仕入商品のピックアップと数量を決めて
くれる
10年近く前にJR九州が大分駅に開業したアミュプラザのレストラン街のお店の開業に関わった時には、自動発注システムが入っており、店舗と仕入先業者さんの登録をすれば、コンピューターが発注をしてくれていました。
個人の飲食店でも、今日売れたオーダーで使った食材量を自動計算して
発注単位に合わした分量で発注できるようになるといいですね。
・システムの構成がシンプルでPCに弱い経営者でも慣れて使えるAI機器
・コスパ~サブスクで良いと思う
■AIが本日の仕込み予測量を決めてくれる
・過去データの蓄積(月、天候、曜日、時間、気温、商品の人気度など)
・本日データの入力(月、天候、曜日、気温、予約人数、予約内容)の入力
等で、
適正な食材の仕込み数をAIが予測してくる。
精度が85%以上あれば、後は責任者が微調整すればよい。
食材の廃棄ロスを減らすことができますね。
■AIが売上達成のための販促手段を提案して
くれる
従来は、店舗責任者の店長の仕事であり、チェーン店は本部の仕事ですが、日々の売上動向を判断し、AIが月末までの売上予測をして、
未達成が予測されると、
勝手に売上達成のための「販促手段と内容を提案」してくる。
店長により、未達成予測に気づく時期が異なりますので、AIが最速最短で
知らせてくれると大変助かります。
■AIが新たな値上げ価格を提案してくれる
経営者の方が頭を悩ます「値上げ価格の決定」をAIに価格提案をさせる。そうすると、選択と決定だけだから、凄く負担の軽減です。
・商品の人気度(または月商に対する0.00012%とかの売上シェア率
を入力する
・商品の売価を入力
・食材原価を入力
・食材の現在の原価率を入力、次期の希望食材原価率を入力する
このデータを参考にAIが最適な時期売価を提案してくれる
早くこうなると実に楽ですね。
でも客層から見た最終価格チェックは、怠りなく。
■AIが残品完売割引率を提案してくれる
弁当や総菜のお店はこれがあると助かりますね。
たぶん5分おきか、10分おきの商品ごとの残数チェックデータが、
最大限・最大期間分、集まるとこのシステムが組めると思います。
新たなシステムで誤差が縮まれば、広域に展開できます。
小売業では完成しているようですが、
弁当店やおにぎりショップ、テイクアウト店などの、
前仕込み販売店型の業態店には大変役立つと思います。
やがては、飲食店でも導入できるようになると思います。
■AIロボットが接客や配膳をしてくれる
配膳ロボットは今年の春に、トンカツ専門店で実物を見ましたが、
ロボットの配膳トレーを乗せるスペースが狭くて、お盆が乗せられずに
お子様ランチと単品料理だけの配膳にとどまるということでした。
まだまだ機能もコストも開発途上かと思った次第です。
接客ロボットはまだ接したことはありませんが、まだ違和感が強いですね。
昔のアメリカのSF映画のようです。(顔が幼稚です)
欲を言えば、蝋人形クラスの顔のリアル感をいつか出せるようにしてもらうと、本当の接客を受けている気にもなるかと思います。
この投稿は、
飲食業の世界も今から急速にAI化、DX化してくると感じました。
そして、
その恩恵と導入のタイミングの違いで生まれる危機感を感じたために
行いました。
(了)