たべものコンサル日記163:『現場仕事だけ頑張ればなんとかなる』時代じゃなくなりましたよ!
時代の変化のスピードが、平成前期、中期、後期そして令和初期
加えてコロナ禍によりドンドンスピードアップしていて、的確な予測や理解が追いつかないくらいのスピードで変化していると思います。
■今日も明日も「がんばる!」だけで、
「明後日」がどうなるか考えていない経営は
行き詰まると思う!
日々コツコツと自己犠牲を払いながら頑張っている経営者の方が多くおられます。
しかし、
●役に立つと考えてメールした作成資料も、
ちゃんと読んでくれて、日々の業務に役立てたり、経営に役立てたり
してくれたらいいのに!していなかった。
・・・・・無反応。
●面と向かって現物サンプルを渡して、競争の激しいエリアでは、こういう
容器も使用していますよ!
「次回の商品づくりに生かしてください!」と伝えても、
「こうしなさいと言われたけど、希望するものとは違ったから
参考にもしなかった。」
という返事。(後日)
私は、「他社ではこういうやり方もしているから、参考資料で持ってきていたのですよ!『こうしなさい』ではなかったのですよ。
と、改めて説明した次第。
話す相手がどういうことを伝えたいのか意味合いを考えながら
聞く心の余裕がない生活をしている経営者さんでした。
◎社長のする仕事が1日の中に多すぎる
仕入、仕込、運搬、銀行支払、営業開拓、チラシ作り・・・
◎睡眠時間がギリギリ
◎食生活がバラバラ・栄養バランスも悪い
◎趣味を持たない、趣味を行う時間がない
気分転換する時間もなく、夕食後のほんのひと時が
宝と言えるほっとすることのない生活と思います。
◎心にゆとりがなく「考える」ことをしない
今日も考えようと思ったけど、出来なかったの繰り返し
人生。
考えることが苦手な中高齢経営者の方が実に多くなりました。
時代の変化に半分もついていけていませんし、
パソコンもダメ、決算書の意味することもよくわかっていない
来年はどうすると少しでも良くなるかも考えていない
◎コロナ禍以降は未来が見えなくなっている
思い描くこともしないから、対処の術があるはずがない
■考えることから逃げる、学ぶことからも逃げる
経営者は「やがて消滅」する道を選んでいる!
誰しも人情としては、楽して幸福な道を歩んでゆきたいのは、
同じと思いますが、この世の中の仕組みがコロナの激震で、
「世の中の半分の仕組みが入れ替わる」くらいのことが起こっている
時期に、
『考えもせずに、学ぶこともせずに、経営者が務まるはずはない』
のです!
年齢は老いても、心が老いてはいけません!
■たったひとつだけでも、お店のメリット
(良い点)を
大きく膨らませて光らせることを考えよう!
長く続いてきたお店や企業には良い点がたくさんあります。
でも、それを取り出して、
ピカピカに磨いて、
さらに何倍も大きなものにイメージを膨らませて、
世の中の全ての人にアピール!
してゆかないと、
誰も気づかない時代です。
(了)