飲食店未来学10:もはや立地の優劣に関係なく「9万円以下の家賃」の店舗が得する時代です
いまの子のシビアな時代でも立派に黒字経営ができるノウハウ本を執筆しています。
そのプロセスの中で、感じることを書き留めておきます。
🍉立地は本当に重視すべきか?
本来の飲食店の売上を決める3つの要素「立地・商品力・店舗面積」の
うち、最初に取り上げたいのが『立地』です。
いまお酒の売上を30%程度見込んだ夜型飲食店の売上高が、本来欲しい額の60%~80%しか手に入らない状況です。
こんな状況から見えてくることは、
●人件費は、雇用をしない、勤務シフトを調整することでコントロール
できます。
●食材原価率も新メニューに置きかえることで、値上しなくても改善が
できます。
しかし、
●家賃は「売上高に関係なく一定額です。
飲食店の家賃の適正比率は8%~10%までですが、
100万円の月商のお店で、家賃10万円の時は、家賃比率・・・10%
売上高が30%減少すれば、
70万円の月商に変わり、家賃10万円のままの時は、家賃比率・・14.3%
+4.3%は、経営者の負担に変わります。
生活費なり、預貯金が目減りします。
もし優良立地を選ぶなら、店舗面積を半分にした店舗を借りよう。
🍉立地を選ばないなら家賃9万円以下の店舗を
探そう
店舗が大きくても小さくても、立地が良くても悪くても、
店舗の家賃は一番負担が少ない「9万円以下」の家賃の店舗にしよう。
1か月に25日営業しても、9万円の家賃なら、1日あたり3,600円で済みます。
何でもいいから営業拠点を持っておくことです。
そして、これをどのように生かすかで、多角経営をすればいいのです。
常識にとらわれることなく、楽しく、おもしろく生かした人が
ニッコリ笑える世界に変わりつつあると思います。
(追加のコメント)
最近は、飲食店業だけでなく、収入源になれば、
むしろ飲食業以外の得意分野を一つか二つ持つ方が飲食店経営者の方も
幸せではないかと思うのです。
既成概念を取れたら、アイデアが湧くと思います。
好きなこと
興味があってもオクラにしまい込んでいること
遊び心でアイデアを出してみませんか?
(了)