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75歳の壁と長寿の秘訣

男には75歳の壁があると思う。たぶん女性にもそれはあるだろう。およそ74歳くらいまでと75歳になった身で比較すると、崖上と崖下くらいの格差を感じます。

食欲と消化力の衰え

20代~60代は食べたいだけ食べ、飲みたいだけ飲んでも何の不自由も違和感もなかったものが、75歳になると、食べ過ぎは消化不良を引き起こし、体調不良につながることになる。まるで胃腸の調子が半減以下になると考えたほうがいい。

食欲はあっても空元気みたいなものだし、やはり「腹八分目」の食べる量が一番良いと実感させられる年齢です。

仕事力が半減する

PCのデスクに6時間や8時間座っていても大丈夫な身から、2~3時間もすると、体力と集中力が途切れ、目がドッとつかれるようになる。大切なジョブは午前中に集中させた方が効率が良くなる。

英語的カタカナ語が身につきにくくなる

私のデスクの横の壁にも張っているカタカナ語のリスト。見かける頻度の高いものは少しづつ身につくが、大学教授の50分の1も使い切れているのだろうかと思う。

気づいたらメモに加える、必要ないものは削除して数か月おきに更新している。最近学んだのは、「プロスペクト理論」(人は得する事よりも損することを恐れる)、「ポストプライシング」(満足度に応じて価値を決める)のふたつ。どちらも世の中を反映しており、おもしろい。

性力(精力)はOFFタイム

女性を満足させる物的力は、およそ70歳前後で消失してしまう。思いを引きづらないためには、60代のうちに十分に満足する活動をすべきと思う。あとはひたすらプラトニックラブの世界になる。

体の衰えを自覚する

若い人から見ればくだらないと思うかもしれないが、ほんの30年先にはこういう世界を体験することになると知っておいた方が良い思います。

目の衰え
ひたすら白内障予備軍から白内障となり目の手術をするようになる。ぼやける、回復力が衰える、飛蚊症になる。

足や膝の衰え
テレビの健康食品CMの世界と同じだが、ほんの少しづつしか自覚症状は進まない。特に山登りや階段を下りるのがだんだん苦痛になる。

胃の衰え
少しでも食べ過ぎたら消化薬を飲んだ方が良い。翌朝まで満腹感が残り、朝ごはんの食欲がわかない。


長寿の3大秘訣

高齢者予備軍の方、高齢者の人はぜひ身につけて欲しい。長寿を全うする秘訣は、「コミュニティーに参加する」「何を食べるか食事内容を選ぶ」「積極的に運動をする」です。

●コミュニティーに参加する

私の友人が教えてくれました。70代~90代の現役経営者がLINEグループを組み、近況を知らせながら、毎年顔を合わせた時に、「自分の名刺の裏に今日の日付を書いて相手に渡し、今日まで一年間生きのびましたとの存在証明を交わしている」ということでした。

もう半ばほどは、75歳から先は死ぬまでのカウントダウンと思っていましたが、彼らは、

★死ぬまで現役で仕事をする(仕事には目的があるので人生が萎まない)
★1年に一度生きた証の名刺交換をする(強い仲間意識の共有)

●食事内容を選ぶ

少なくとも40歳を超えれば、いま食べている食生活の良し悪しが10年後の体の健康に影響すると考えたほうが良いと思います。特にコンビニ愛好者は要注意です。

野菜を多く食べず、防腐剤や着色剤などの添加物の多い食事を繰り返し摂取している人の体は「錆びた鉄」の体だと思う。お菓子や缶コーヒーなどの当分の多量摂取も「糖尿病患者」増産にしかならない。

★GI値が低い食材を多くとる(主に野菜、魚類)
★動物性の脂より魚介の脂を選ぶ
★野菜を多く摂取する(1日350g以上)
★筋肉量を維持するため、動物性や植物性のたんぱく質をとる(1日120g)

●運動をする

体操をする、決めた運動をする、徒歩で毎回週2回ほど3km程度は歩く。私は運動が苦手なので、室内用の自転車を毎日1度漕いでいます。雨の日でもできる運動もあった方が良いでしょう。

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