今を生きる人生の工夫4:借金
大人になるまで親も周りの人も誰一人としてお金の使い方を教えてもらったことのない私は、お金の使い方、怖さをまったく知らなかった。それから数十年経って、今は借金のことも少しは説明できるようになりました。
重荷になる借金はするな
私は、銀行からお金を借りたことも、カードのキャッシングでやり繰りした経験もあります。借りる時は非常に安易に借りられますが、返す額が重なり増えてくると、(人によっては)月収の半分が返済金という事態にもなりかねません。
そこで決めたことは、車のローンは組んでも家のローンは組まないということです。持ち家のメリットは大きいと思いますが、人生の大半を必ず毎月支払うローン縛りの人生を何十年も送ることはしたくないと考えたからです。
もうひとつは、年齢や仕事の都合で住む場所や家の形態が変わって当然と思ったから。仕事の最盛期は都会立地のマンションなどに住み、高齢者になれば、土のある戸建や郊外地に住みたいと考えました。
どんな借金であっても、人生の重荷に感じる借金はすべきではないと思います。
励みになる借金はしてもよい
●起業する資金
必要な資金を貯めてからと考えればチャンスロスになりかねません。飲食店の開業もピンポイントで開業する方が大きな成果を得られます。
●起業後の身づくろい
私は起業後に借金をして、営業車(乗用車)、スーツ、時計、靴、ネクタイ
シャツ、カバン、手帳をすべて良いものにバージョンアップして取り替えました。契約したい企業の経営者の方の目から見て、「このコンサルは儲かっているからこの身なりと車だ」と感じてもらうことを願ってのことです。ものの半年、1年で元が取れます。
●リスキリングなどの学び
一番お金を使うのは、PCと周辺機器の整備、プリンター、専門書や料理本などの書籍買い、繁盛店視察や有名料理の食事体験。(良いお店も悪いお店もすべて学びの対象)
学びのための投資は必ずブーメランのように自分に収入として帰ってきます。
●美味しい料理や好きな酒を飲む
仕事に関係なく、定点のお店や気に入ったお店で楽しむことが必要です。人間はなまものですから、モチベーションの維持管理がとても大切と思っています。「良く働きよく遊ぶ」が最高でした。
多額の借金をすべき時期がある
人生で大きな借金をしなくて暮らせてこれたらその人は幸せだと思う。大病をして大きな借金をする人もいるでしょう。友人知人の保証人になって負債を抱えてしまった人もいるでしょう。借金のシーンに出会ったら、冷静さが必要です。そこは、人情に負けたら後悔する羽目にもなりかねません。
私の親しい友人は飲食の事業家ですが、年商近くの銀行負債(借入残)があると言っていました。1店舗当たり小型店舗で数千万円、大型店舗で2~3億円かかるようですから大変です。事業を発展させるためには、必要となる事業資金は手に入れるしかありません。
商売人は「商売で抱えた借金は商売で返す」と考えます。決して商売の借金を、どこかに勤務して給与の中から返すとは考えません。それってとっても大変だし、完済までに何十年もかかる話になります。コロナ禍を経て潰れた個人のお店は、自己破産や少額の返済をしている場合もあります。
下手な借金は人生を暗くする
カードローンやフリーローンやサラ金系などの金利15%以上の高い利率の借金はなかなか減るものではありません。多重債務者になるとローンは組めませんし、起業したくても金融機関は門前払いです。
若い人ほど借金の怖さを知りません。よくよく返す怖さを知っておいてください。(昔の新聞記事で見た中に、借金が500万円で一家心中があった)
個人と法人で借金のとらえ方が違う
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オードリー7のこころ日記
飲食店のサポートをする仕事以外の日々の生活で感じたことや考えたことを綴ります。
飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします