飲食店未来学<24年予測1/8>:従業員減少時代始まる~人件費率20 %以下に変えるチャンスの時代
飲食店はどこも従業員の充足率が80%未満の状況です。
しかし募集を行っても広告会社の売上に貢献するだけ。効果はありません。
ある会社が調べたところ、アルバイト1名が6か月間在籍する人を確保するために使った費用は平均60万円。 同じく正社員が1年間在籍する人を確保するために使った費用は、なんと150万円もかかっていました。
今の飲食業界では「仕事の大変さを多くの人が嫌うため」応募者は、
時給を高くしないと出てこないと思います。
(効果があったのは最低時給×110%~120%の時給の募集です)
むしろいま働いてくれている従業員が辞めていって
もっと少なくなる時代がきています
。
ならいっそのこと、
🍓新たなしくみに変えよう
という決断が必要になるのです。
従業員がゼロベースから最低何人いればお店が成り立つか、
新たなしくみに置き変えることで、
固定費で一番高い人件費を20%以下に減らすように
したらどうでしょうか?
<メリット>
●従業員数が30%以上減ると時給アップ、給与アップがしやすい
●従業員のする仕事を分解して、従業員が店内で受け持つ仕事と
アウトソーシング(外注化)する仕事に分ける
🍓キッチン作業は外注と省力化機器の導入で
作業量を半減させる
★キッチンの仕事を外注する
食材の仕込み作業を外注する。
うどん店の生麺づくり、魚のフィレ加工、ラーメン店のスープの仕込み、
チャーシューの仕込み、鶏肉のカット、牛タンスライス加工、牛しゃぶ
スライス加工など。
★省力化機器・省人化機器の導入で人手不足を補い人件費を減らす
麺類店の麺のブレンド、捏ね(こね)、圧延、裁断(カット)などを
機器の導入を行い、キッチンスタッフの負担を減らし、作業時間を減らすことができます。
自動ゆで麺器や自動フライヤーなどの機器の導入。包餡の導入など。
機器は何十万円~何百万円という金額になりますが、償却が6年間、使用できる年数は、少なくとも10年間~15年間あります。
導入から6年間のパート人件費計算をしてみると、機器のリース月額は
人件費の40%未満で済みます。(私の計算例の場合)
🍓ホール作業は外注と省力化機器の導入で
作業量を半減させる
★ホールの仕事を外注する
店舗内外の清掃&機器のメンテナンスはアウトソーシングする。
従業員さんは、回転閉店業務と接遇サービス業務に集中できます。
気ぜわしい開店前の店内清掃やトイレ掃除、窓ガラス磨きなどは、専門業者さんに振分けると、きっと応募もしやすくなると思います。
●AI機器の導入でホール従業員にしかできない仕事だけを、短時間勤務で
集中してもらえるしくみに変る
さらに人件費の削減が20%~50%可能になる
★オーダーエントリーシステムやセルフオーダーシステムの導入
来店客数の80%~90%のオーダー受け作業から解放される。
★セルフレジの導入
既存の対面式レジと併用して使用することで、お客さまがレジ選択できるため、並ぶ時間が半減する。会計作業の50%分から解放される。
さらにスマホ決済やカード決済ができて、釣銭トラブルも発生しません。
★出退勤管理&給与計算システムの導入
顔認証で不正をなくしたシステムの導入が進んでいます。
面倒な複雑な時給計算もAIがやってくれます。(サブスクシステムあり)
もっともっと、多くのやり方があると思います。
導入するための補助金申請もいま盛んに行われています。
●私の全能力を注力した飲食店の開業の手ほどき本
「開業が決まったら最初に読む本」
飲食店のことを知らない方を基準に一から説明しています。
また、お店を経営されている方にも役立ちます。
なぜなら、
「令和の時代に黒字経営できるしくみづくり」を全編に盛り込んでいる
からです。
●私が参加している共同マガジンです
是非ご参加されませんか。note最大のマガジンなので多くの人に見ていただけます。
どうぞよろしくお願いします。(参加無料)
(了)