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たべものコンサル日記113:今どきの飲食経営者の悩みの種類と解決ヒント?!
日頃仕事の中で相談にのったり、見聞きする飲食店経営者の方たちの悩みの種類をピックアップしてみます。
それに対するヒントも書き加えてみようと思います。
経営者の諸問題ベスト8
1、資金繰りがへた
経営者にとって「お金」は手術の時の輸血であり、水中にもぐる時の酸素ボンベです。どちらも命にかかわります。
「何も日頃は相談もせず寄り付きもしないが、困るとすぐに融資してくれ!」という融資実績先が一番金融機関さんにとっては、貸したくない相手と思います。
●金融機関さんに対しては、身近に親身に良いことも悪いことも報告して、
リスクを回避しながら経営の安定の為に協力を依頼する相手としての
お付き合いが必要かと思います。
●年商が1億円を超えたら、レギュラーを2行、スポットの銀行を1行開拓して
おかれたら良いかと思います。
また、何かにつけて開業10年間程度は、日本政策金融公庫さんと親密に丁
寧にお付き合いすることをお勧めします。
●言ったことは守る、計画性のある事業を進める姿勢が大事と思います。
2、黒字経営にする方法が見えない
多くの経営者の人で、黒字経営になる人は、
「周りの支援者(顧問・税理士・銀行・コンサルタントなど)の意見を聞
いて、この意見は採用しようと思う人で、さらに
その考えを実行に移す良き部下を育てている方なのです。
一方、
黒字経営になかなかならない人は「ご自身の考え方、やり方が間違ってい
ることにいつまでたっても気づかない人」であり、
自分を「全能の神」「超能力者」であると勘違いしている人です。
経営の原理原則を守り、その事業に必要な人材を大事に育てたら
誰でも1年間以内で黒字経営ができます。
3、人材育成・従業員の定着が難しい
従業員も人の子です。この会社が長くいる会社かどうか、経営者と
上司を見て感じ取ります。
「甘やかす」のではなく、「大事にする」姿勢を経営者自ら発しないと
誰も真剣には考えません。
会社が赤字、従業員の定着が割るとすれば、経営者のやり方や会社の
やり方に「欠陥」がないか見直してみるべきと思います。
一般の広告募集でなく、「自社の従業員が斡旋してくれる」経営を行う
ことが必要と思います。
*セミナーや勉強会に行かせっぱなしではお金の無駄と思います。
経営者の方も当初は一緒に参加してよく理解しておくことが大事と思い
ます。
4、「自分の欲」を取るか「会社の為」を取るか
見えていない
経営者の方の多くが、「経営者である自分が考えたことはすべて正しい」
と自己判断して、会社の為に良いかどうかも全く考えずに、自分のしたい
ようにやって「事業の小さな墓石」をあちこちに作っています。
場合により周りのブレーン(社内・社外)の方に相談する力があれば
優れた経営者の方と思います。
会社の危機を感じない程度の業績でしたら、大抵自己責任自己中経営を
行っている例が多いと思います。
5、自店のメニュー作りの方法がわからない
恐らく上手なメニュー作りは、メニュー作りを専門にしている方と
お店の調理責任者の方、経営者の方がスクラムを組めば、20%以上の
業績アップは可能であり、5年間伸び続ければ、「年商2倍」も
夢ではありません。
●経営する飲食業態の未来ビジョンが想定できる
●求める客単価ゾーンが確定しており、それに近づける客層がいる
立地に店舗がある
●他の飲食業態の良い点を丸パクりできる幅広い視野と情報が
キャッチできる
●やってみて「だめもと!」という割り切りができる気持ちがある。
こういう感じがないとガンガン売上をアップできることはなかなかむつかしいと考えます。
6、経営者自身の健康問題
昨日の安倍首相の問題ではありませんが、
経営者が健康で仕事に精力的に従事できないと会社は傾きます
これは100%正しい答えです。
「健康維持」~ 「黒字経営」 ~ 「人生の幸福」
が、経営者の夢であり、喜びではないでしょうか?
昨日の支援先でも、脳梗塞を2度体験されて危うく無事に生還された
方にお会いしましたが、
●睡眠時間を取る
●油物を控え野菜を先に必ず食べる
●タバコは禁煙する
●酒を控える
●体を酷使してストレスを抱え過ぎない
●夜中に夕食を食べない
とお医者さんに約束したと、何度も言っていました。
会社の借入金残高(負債)があれば、健康を維持することが、決められた
金額をちゃんと返すことができる「原資だ」と思うことです。
7、後継者問題に悩む
経営者が55歳を超えたら、事業承継のロードマップを自ら作り、徐々に1年1年具体化してゆくことが大切です。
今は事業承継優遇措置もいろいろあります。
●親族に承継
●従業員に承継
●M&A
●清算(倒産でなく借金ゼロ) 等があります。
今年になってからも、
35歳女性(後継者候補)・・・経営者の長女
27歳男性(後継者の決定)・・経営者の長男
29歳男性(後継意志あり)・・経営者の長男
という具合に、やはり小さい時から後継ぎとして育てられた
長男の方中心に後継者候補が生まれているようです。
60歳~70歳が現経営者と後継者のバトンタッチゾーンかと思います。
最低5年~7年は習熟するまで見届ける必要があります。
8、趣味を持つ人、持たない人がいる
何も趣味を持たずに、「経営が趣味」と言えるような経営者の方がいます。
反対に、仕事はしっかり手抜きせずにするけれども、しっかり歓楽エリアで
息抜き、心の癒しをする人も多くいます。
私もバブルの頃は、仕事を18時間くらいしていました。
でも途中夕方から3~4時間は歓楽街エリアで元気を再充電していました。
朝~夕方まで外回り仕事、夜から4時ごろまで内勤デスク仕事でしたね。
でもその不摂生生活で、生活習慣病になったかと思います。
●趣味を持たない経営者は、仕事が趣味なので、いつも「次の一手」を
考えている。会社の成長が趣味であり、喜びの様です。
●趣味のある人は、多くの人がゴルフ、又は、美味しい料理とお酒を味わう
ことに時間とお金を使っています。
●稀におられるのは、60代くらいまで、口紅を塗ったお魚釣りに行く人がい
ます。まあ、これはこれで、エネルギーの重点対策と思います。(笑)
ついつい長文になりました。すみません。
安部首相の引退を僕なりに予測していましたので、そうだろうなと思いましたが、
自民党のAさんも、立憲民主党のBさんもニュースで見る顔はしたり顔
でした!
なりたくても、させたくない人達が足を引っ張ります。
何よりも国民が。選挙で意思表示を今度こそすると思います。
結果が出ると政治は「魔物」と思うでしょうけど、それは結果が
出てからのお楽しみ・・・・ですね!
(了)
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