食べ塾92：募集用語を集計～意外と定型用語で効果ないと思った～実例記載➡改善策のご提案！
＊この投稿は6月１２日日曜日に再編集しました。
私は20代の数年間は新聞系の広告代理店に勤務していて、求人募集広告を飛び込み営業して獲得していました。
コンサルになってからも、求人募集が上手くゆかないと相談を受けると、
募集条件の吟味を経営者の方と話し合うことを30年間してきました。
そんな求人募集の世界では、
「募集しても反応がない」
「当初応募があるが面接にも来ない」
「効果が出るようにお金を出して優先ページに掲載しませんか？」と
言われる
等の声をよく聞きます。
■インディードで試しに求人申し込みしてみた
＜求人募集会社があれほど広告を出しても利益が上がる訳＞
〇無料で求人できます➡ＣＭを出せば出すほど登録会社が増える
⇊
〇効果が出ないから、「効果的なページに掲載しませんか？」で
1契約（短期）で45,000円支払う。
⇊
〇あとは無限地獄的、麻薬的お付き合いが始まる
⇊
求人募集会社は、常に刈り取りだけ精を出せばいい仕組みです。
１，何が悪いのか？
統一のハッシュタグから選んでポチを押すたびに他店と同じになり
自ら効果をなくすことを行っている。何かしらの差別化ができないと、
単に賃金の高低だけで判断するしかなくなります。
実際は、働きやすさや自分に合った仕事かどうかが重要と思います。
２，どうすればいいのか？ 何に注意すべきか？
インディードの中に記述をする項目があります。
・仕事内容
詳しく書かない方が良い、慣れる迄は無理にスキルを要求しない、
希望再配置も可能であれば相談にのってあげる
・アピールポイント
事実と違う良すぎることを書いても、その通りでないと分かった時点
で辞めるから書かない方がいい。本当のことを書く。
・求める人材
詳しく書けばわかってくれるは間違い。だから、こと細かく書き過ぎ
ない 細かく書けば書くほど当てはまらなくなり応募しなくなる。
・勤務時間と週休制
シフト変更ができるかどうかが大切（お店で、スタッフ間で）な
ポイント。週休２日制（週５日勤務）が飲食業でも一般化してきて
います。中には趣味などがあり週休３日制（週４日勤務）希望者も
増えてきています。考えようでは、週３日制だと、１勤務１０時間の
勤務が可能になります。この人が２人いると６日間の営業が成立しま
す。
・休暇と休日
可能な範囲で叶えてあげる（ちゃんとまじめに働く人を大切にする）
近頃はスマホの勤怠管理方法で、半月に一度シフトのメールを配信
するというお店もあります。
・勤務地
希望通りにする。仕事優先の生き方より、自分優先・家族優先の考え
方の人が圧倒的に増えていると思います。
・アクセス
実費でかかる交通費が「交通費支給」で全額足りる勤務職場かどうか
が、長く務めるお店かどうかに置き換わってきます。
飲食店の場合は、夜勤務の上がり時間は、交通機関の時間に合わせて
配慮してあげることが必要です。
・待遇
働きやすい、勤務するお店や会社に愛着が持てる条件は何かを考えて
いくつか表示する、そして守ることです。
・福利厚生
職場の宴会は人気度４９％以下と考えてください。若い人が喜ぶ交流
イベントなどは良いかと思います。
・その他
・参考画像アップ5点
お店の店頭、店内、代表料理、スタッフ１～３名の一部の写真などを
掲載して、疑似体験風に感じてもらうと効果的と思います。
嘘がないか、安心して働けるか、過酷な勤務場所ではないか？
危険はないか？人間関係は大丈夫か？給料はちゃんとくれるか？
働く人は色いろな疑問を抱えて応募すると思います。
応募の問い合わせがあったら、名前と連絡先だけでなくて、少しは
安心してもらえる内容を伝えておくことも必要です。
■飲食店の人事募集の用語を集計してみました
実に何十年も可もなく不可もなくという募集用語が多いのです。
●目立たないと効果がない、何度出してもお金を捨てるだけ！
多くの募集広告をすべてきちんと見る人はほぼいません。
目についたお店、気になる条件を表示している目立つお店しか
問い合わせをしないと思ってください。
個性的でなければ目立たないと自覚しましょう！
１，人事募集用語の分類リスト
100本以上の求人募集を見ても、これくらいの用語の数でした。
いかに同じ表現が多く使われて、選びにくく、募集条件の差が見えにくいと
思いませんか？
２，応募者に想いが伝わる募集用語
●週給選べます
翌月支払では困る人は、翌週に賃金がもらえる「週給」を選択
できるようにすることが有効です。
●体験入店できます
１日～最大２か月間くらいの体験入店制度があれば、応募者も
安心できます。
●入店後のサポートあります
会社が決めた人間を押し付けるのではなく、複数の候補リストから
サポート担当スタッフを、サポートを受ける本人に選ばせる。
＊入店後６か月未満はサポートスタッフにさせない。
●入店後の部署変更可能です
意外とこれを認めて配置したスタッフは長続きしている。そして
不平も言わず勤務を素直に行ってくれます。
●「時給査定」自己申告制度あり
時給をいくらにして欲しいと申し出があれば、評価期間を設けて
評価表に記載して点数化して、本人に提示して、新たな評価時給を
伝えるようにする。申告する時給以下でも時給の昇給であればいい。
●店長職自己申告制度
店長になりたい人に「やらせてみる」制度。やらせてみると大変さも
体験できて、協力姿勢が増す。
合わせて、ダメなら「店長職継続有無は１、２か月後に判断する」と
伝えてスタートするようにしたら、良いかと思います。
●アルバイト時給＝パート時給と同一
これは、仕事のスキルがパートさんより勝っていても、学生の時給が
５０円～１００円低くて当たり前という「古い慣習・悪癖」をやめないと
本当の意味で、良い会社とは言えないということです。
良くない会社は、良くない人達が集まります。
●年２回又は年４回の業績アップ賞与あり
繁忙日に目標達成した時に出る大入り袋（500円・1000円）の超拡大版と
考えていただければ良いかと思います。5,000円でも、10,000円でも
30,000円でもいいかと思います。
「このお店で働いてよかった」という気持ちを持ってもらえるのです
から、本当は安い買い物です。
お店に都合が良い条件は、
働く人に都合が悪いことが多いともう知られています
能力が最高で即戦力になる人なんてまず居ません！
甘やかしすぎた雇用条件で採用すると
「店舗のレベルダウンになっている」ことを知らないと
質の良いお客様が減少して売上が下がります！
どんなに大変でも背に腹は替えられなくても
我慢するか、仕組みを変えるかして乗り切るしかないのです
ちなみに、
労働時間は1分単位で賃金を計算できる時代です。
（実際に大手でも実施されてきました）
15分刻み、30分刻みの残業代も、端数の時間は
今の若者にはサービス残業なのです。
困難は試練です！
成長するための貴重なエネルギー源と思います
スタッフは従業員ですが、これからは事業の協力者です。
共存共栄の関係になります。
（了）
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