月間の食材原価率目標30%に簡単に近づける方法=飲食店の困ったを解決相談所大分
🍉仕入原価率が高すぎるお店はメニュー構成
を見直ししよう
まだ大半のお店が「コロナ前」のメニューを継続していて、食材の高騰や光熱費の高騰に耐えています。
その結果、がんばっても利益が出ない飲食店が増えています。
WEB上では飲食店は儲からない商売と言い切る風潮も見受けます
私はそうは思わないのです
「時代に即したメニューと売価と原価率のあり方」が整って
いないから儲かる仕組みになっていない と思っています
<チェック項目>
◎どのメニューが邪魔しているから原価率が高いか調べましょう
◎どの食材が傷みやすいから廃棄ロスが出やすいのか調べましょう
◎どの食材の値上がりが激しいから原価率が上がってきたか調べましょう
一部のお店では、揚物メニューを半分にしたり、衣が油を吸収しにくい工夫をしたㇼ、炒めものや炒め揚げのメニューを開発したりしています。
コロナ前を超えるまでにはあと2か月あります。
メニューの見直しをしましょう。
🍉月商に対する食材原価率30%に近づける
かんたんな方法
多くの企業の予測では、今年の夏(8月中)までは値上がりが続くと
言われています。私もそう思います。
正確に言うと、今秋も小幅であっても値上げは続くと思います。
こと食材の世界に限れば、需要は増えても生産が十分でなく、
また豊富にあっても高い価格で輸入せざるを得ないからです。
◎メニュー構成を変えて原価率が下がるメニューに変える
◎値上げの変動が少ない「安価な国産食材」を使う
◎揚物メニューは極力なくす
◎専門店以外は高級食材を使わない
◎調味料の手作りを増やす
これは添加物を極力排除した健康で美味しい料理をつくるためでもあり
ます。手作り調味料の方が後口が美味しい、
毎日記入する売上高と売上げ累計を見ながら、1日の仕入と仕入累計を
見ながら、仕入原価率を「30%」に近づける自店コントロールできる
方法です。
私がコンサル初期の時に学んだオーソドックスな方法ですが、
今の個人飲食店の武器のひとつになります。
メニューの原価率をひとつひとつ計算して、月間の原価率を30%に近づけることは、プロのコンサルがついているお店でないと不可能です。
自店でできるこの方法をやってみませんか?
これでどうしても、35%を切れないとわかれば、
メニュー自体を構造改革する第2ステップに入ります。
何ごとも、健全に生き延びるための対策です。
(了)