たべ塾:パートの時給を上げると本当に儲からないか?実はもっと儲かる!
飲食店の改善・改革のご提案、呼びかけはこの「赤字飲食店はなぜ生まれるのか?」で行っています。お陰様で本日で30回になります。
一方、日々のコンサルの仕事や家で内勤しながらの連続の日々で感じたことは、「たべものコンサル日記」で意見を発出しております。
ある程度考えがまとまったら、いずれ有料サポート部門を開設しようと思っていますが、まだまだnote投稿の皆さんと関わりながら傾向と対策を練ってゆきたいと思います。(*2か月以上イメージが固まっていません)
新たな部門については、当初はお金を少しは稼げたらやる気も増していいかな!と思いましたが、noteの達人たちの意見ではなかなか稼げない、
稼いでも数万円以内ということもわかりました。
それで、目標は大きく持って10年間という期間の中でどれくらいの反応があるかを一番の目標として、いくら売り上げる結果になるのかは2番目以下にしました。
焦っても焦らなくても、なる様にしかならないということを基準に置いたからです。
これからは”少数精鋭”で売上増をするべきです
小さな飲食店は多くの人数を雇用することはできません。
パートさん1名を雇用すると時給900円で7時間雇用すると、1日で6300円
月に20日間雇用すると126,000円。土日に勤務延長したり、休日に出勤したり、交通費や他の手当てを払ったり、社会保険料を雇用側が半分負担すると、もう1人で15万円を超える負担になります。
私も兼業で小さな居酒屋を経営していた時には、1人を雇用するのがやっとでした。(*14坪13人収容のお店でした)
秋以降は売上が100%に戻らない公算が強く、80%、90%の売上実績であっても、少ない最小限度の人数で運営する新たな仕組みに切り替える必要があります。(*売上を落とさずに効率化したメニュー構成にする等)
売上が従来より下がっても、その売上で赤字にしない、黒字にするために、
一芸に秀でたパート・アルバイトスタッフを雇用する必要があります。
よく、100%すぐに実践で役立つ人材を欲しがる経営者が多くいますが、そんな人はUターン、Jターンを含めてもすごく稀です。
飲食業界では、すごい力を秘めている人がいても、以前の職場で、お金をごまかした、女性を取り込んだ、かけ事が好きで周りに借金だらけという陰の癖がある人が時々います。
よって、一芸に秀でたPAを雇用しましょう!
●「いらっしゃいませ!」が元気な声で言える人
●笑顔が良く似合う人
●スマホやタッチパネル、エアレジなどの操作に長けている人
●アドリブトークができる人
●身が軽くフットワークのいい人
●料理の説明が上手にできる人
こんな人たちがあなたのお店を盛り上げてくれます。
少数スタッフで効率アップを図る
大型のお店ほど、スタッフの頭数で仕事をこなそうとします。
そういうお店は大事な「スタッフ研修・スタッフ教育」を行わずに
安い時給で多くの人数を使おうと考えているからです。
こういうお店は、お客様のクレームも多く評判も良くありませんし、
売上も前年対比で上がる例はあまりありません。
例えば、5人でできるホールスタッフの仕事を、3人で行えるように仕組みを置き換えるようにして、減った2人分の給与の内、1人分は削減する経費にして、残る1人分は大変な思いをして負荷が増したホールスタッフにそれぞれ
10%~20%の時給アップをしてあげた方がお店の評判も良く、スタッフのモチベーションも大きく違うと思います。
これからは社員+PA(パート・アルバイト)全員参加型のメニュー作りや接遇の工夫や料理開発をする時代になってきていると思います。
昭和型の固定概念、平成型の固定概念は徐々に令和に切り替えましょう!
経営者も60代になると的を得たことは得意分野に限られてきて、
他は的外れが多くなり、必要以上に細かい指示は「的外れで邪魔」に
なる例も見受けられるようになっています。
*私の友人で62歳の経営者、自分はマルチに才能ありと思っている
幸せな方です。
先日この会社の幹部の方から、機会を見て細かすぎる指示はしないように
助言してくださいと依頼されました。
(了)