食べ塾26:この先6か月間の予測を立てる人と立てない人の差を考えてみた!
私はこう考えています。(*言葉の例えです)
どんなに頭がいい人でも「予測」をしない人は、
どんなに賢くなくても
予測を立てる人にはかなわないという事実です!
なぜか?
それは、
予測を立てた人は、
「対策を考え → 準備して行動をする」からです
よって、
行動を起こす人と起こさない人は、
次に起こる物事の結果に対して差を生みます
発端は、事前に予測してみるか見ないかだけなのです
よく考えたうえで起こした行動により、
もたらされる結果は大きく違います!
今日は雨が降るかもと予測した人は、折りたたみ傘を持って行くと
思います。
そうすれば、もし雨が降ってもずぶ濡れにはなりません。
■予測1:飲食業界にとって、
今年の忘年会は「通常通り」とみるか?
私の予測は、どんなに甘い判断をしてみても、
①行政の宴会容認はない
昨年・今年とコロナ禍で同じく苦難を味わった行政機関が、
忘年会は通常でよいというはずはないと思っています。
そうすると、大企業と下請け会社、公務員、金融機関などの多くの会社
が意に沿う行動をとります。
②食事中心の会食利用、しかも少人数で
まだまだコロナの軽減期になる令和4年後半期までは、
コロナ期に学んだ安全策中心に営業するほうが確実と思います。
× 5人以上の宴会コース ・・・キャンセル確率が高い
× 飲み放題コース強化・・・・・浮かれ宴会は違和感がある
〇 換気・パーテーション・従業員のマスク・手洗い・触れる場所の消毒
などは来夏までは必要と思います。
■予測2:売り上げベース80%回復はいつごろか?
①早い業態は「令和3年の12月後半」には
何よりも国の政策および行政の連携が行われて経済復興活動が
活発になり、コロナの第6波の死者・重傷者が第5波の40%以下になる
こと、そしてあらゆる交通機関が通常の80%以上の運航状態に戻ることと
思います。
10月から12月にかけてはお店のあり方毎に売上回復の誤差が出ます。
〇 ランチ売上げに強い飲食店
〇 鮭のイメージが強い宴会需要でなく食事需要に強いディナー型飲食店
〇 店内売上・テイクアウト・デリバリーの3部門売上手段を持っている
飲食店
②遅い業態は「令和4年の3月~4月」には
コロナ鎮静化に効果のある国産のワクチン・錠剤・dx接種証明などが
効果を発揮するのが、令和4年3月期・4月期以降とみています。
これ以降は、本格的に回復が進むとみています。
しかし、飲食店の店売(店内売上)だけで見ると、従来の80%~90%に
回復すればよい方と考えます。
デリバリーやテイクアウトなど、店内飲食でなくてもお店の料理が食べられる仕組みが進行しましたので、
売上の分散化が確実に起こっている状態です。
そして、これは、今後も続く社会現象であり、新たな習慣です。
■予測3:コロナ過負債をゼロにできるのはいつか?
簡単にいうと、
売上高が100%元に戻っても、完全償却には「10年はかかる」と
見たほうが良いと思います。
新たな20年・21年の借入金・消費税の未払い・社会保険料の未払いが
重くのしかかってきています。
私は、5坪でも10坪でも、無理ならば、屋台店でもいいから、
飲食店が負担増加した支払い分を稼ぐ「副業店舗」を開業してほしい!と切に思います。
利益を出さなくてもいいのです。
月に50万円の支払いが増えたら、その50万円を本体のお店が無理して払う
のではなく、支払い専用の「副業店舗」(アルバイト店舗)を
遊び半分で上手に開業してほしいわけです。
もう本格的に、予測をして、対策を立て、不利を有利にして
前に1歩進みましょう!
(了)