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食べ塾:力説!令和に成功する飲食店経営の8指針を改めてご提案します!
私は最近、バブル倒壊時よりも巨大なインパクトを感じています。
飲食業はどんな時代でも、ニーズ環境に合わせて「変化するアメーバ業界」
ですから、
令和の時代以降は、加速度的に変化を実行したお店が増えてくると
予測しています。
■変化予測1:売上は、店内売上、テイクアウト
・デリバリーの3本立て構成に変わる!
売上比率の予測としては、店売り100%が70%比率になる。
言い換えると、コロナ禍半減以降のお店で、
●売上高を全く落としていないお店・・・120%の売上増になる。
テイクアウトとデリバリーの2つの部門の開始と定着で、
20%以上の新たな売上部門ができて、経営基盤強化ができます。
●売上高を30%落としたお店・・・・・なくした30%を埋められます!
傾向としては、デリバリーは非常にニーズが高く最終的には、
店売りをしのぐ売上高の成長も十分可能と感じています。
<デリバリーサイト情報の留意点>
★写真・・・美味しそう! 価格相応なボリュームの景色!
鮮明で明るい写真が売上大!
★器・・・・お店のセンスが問われるのが器の選び方
(*店用でも、ワンウェイの使い捨て食器でも同じ)
中身の料理を引き立たせるワクワクさせるデザインや色調!
★ネーミング・・期待感をMAXにさせるネーミングが必要です。
料理のプロセス、食べた食感、食材についての説明など
「売り」のポイントを軸にネーミングを考える。
*器選びもネーミングも、買ってもらいたい客層に合わせた
表現の加工をして、顧客満足度を引上げることが大切です。
●テイクアウトは、自分で行う「セルフデリバリー」ですから、
本来のデリバーリーサービスよりも、「引き取り価格」が
リーズナブルなのは当たり前のことです。
店売り一本の売上の立て方から、
テイクアウトとデリバリーの2つが加わることで、
「1日の総売上の安定化」が促進されます。
■変化予測2:「1人外食時代」が本格化すると
カウンター席・2人席がもっと必要になります!
●カウンター席は、対面に人がいないので「比較的安心」です。
●2人席は「1人使用」50%「2人使用」50%と考えて
活用する形と考えておくといいと思います。
●営業的には1組人数がさらに減って、1日の組数がアップする
外食のあり方に変わるとみています。
客席数に比べて、非効率な面が出てくると考えてください。
*省力機器・省人化機器の導入はこの点でも必須ではないかと
予測しています。
オーダープリンタ―連動券売機、お出迎えロボット、お席のご案内
パネル、セルフレジ、オーダーエントリーシステムetc。
やはり、お一人様専用のカウンター席では、個別の仕切りパネルが
会った方が良いと思います。
(*今後もプライベート性維持のために常設する方が良い)
■変化予測3:宴会型、団体型飲食が減って、
食事主体の少人数飲食が主体に変わる!
昭和期・平成期と続いた宴会コース利用、団体会席コース
などの「飲み放題コース」を伴う飲食形態が減少するとみています。
<予測している飲食利用の変化>
●食事中心の利用が多くなる
●アルコールは必要最小限度orノンアル利用が増える
●予算内飲食利用が強まる
↓
●食事利用中心の売上で同じ「売上高」確保できるように
客単価のアップ、営業時間の延長、他の収益部門の確保
などを行いましょう。
変化予測4:飲み食べ放題店は「価格アップ」と「商品力の劣化」で利用客の支持を失う!
今まで10数年間に渡り隆盛を極めてきて生き残った飲み食べ放題業態も
飲食業態のあり方の「存立ニーズ」の見直しを迫られることになると
思います。
もうバカ食い、バカ飲みする時代ではなくなります。
<今後の食べ放題業態のデメリット>
料金が変わらずに、いくらでも食べ放題飲み放題できる仕組み
そのものは必要な業態と思いますが、以下のような点があるので、
今後は「利用客数減」が予測されます。
●食材の値上げ → 食べ放題コース料金の値上げ
●メイン食材 → 1ランク~2ランク下の食材しか使えない
(*消費量がお客任せなので料理別の原価計算ができない業態)
●アルコールは、飲み放題専用が多く美味しさよりコストで選択されている
(*無名日本酒、無名焼酎、無名ハイボール、第3のビール等)
●ソフトドリンクは、限界まで濃度を薄めた水っぽい味で不人気
(*かえって無駄に多く使われ飲まずに廃棄される)
令和からは必要な量を必要なだけオーダーする堅実な消費の時代に移行する
↓
今後は、品質の向上や、コンセプトの見直しが必要になると思います。
■変化予測5:<長時間>営業から<5時間高効率>
営業に変わると予測しています!
飲食業も他の産業と同じように正味の8時間労働を目指すことに
なります。
そうすると、1日に必要な売上を「短時間高効率」で売り切る仕組みづくりがどうしても必要になります。
また、お客様の外食滞留時間の短縮が行われて、逆に客席回転率が
向上することになるかと思います。
短時間外食、適量外食、予算内金銭外食が始まるとみています。
■変化予測6:「外食は売価が高い」が普通になる
時代と思います!
私の計算と感覚では、「ランチ外食1000円時代」がもう始まっていると思うのです!
吉野家さんの牛丼食べましたが、満足度ゼロ%でした。
最低の1杯の牛丼は、ベースの「呼び込み商品」であり、
「これで昼食として十分満足いただけます」という商品ではありません。
吉野家さんにしても、「最低650円以上は欲しい!」というのが
本音ではないかと思います。
メニュー構成と価格が、私に訴えかけていました。
(理由の説明)
●一定数までは伸びた客数がそれ以上には伸びない。
●日によって来店客数が大きく変動し、レイバーコスト(人件費)ロスが
どうしても防げない。
●人件費の高騰
●食材の高騰
●コロナによる利益の枯渇
などが上げられます。
■変化予測7:食材原価率30%を切る飲食業態の
開発が始まる!
飲食業界全体では、まだ37%位も言っているだろうかと思える
状況です。
新規の支援先には、「食材原価率30%」を目指して頑張りましょう!と
声かけしていますが、
神田氏曰く「これからは原価20%の商売」作りが必要と
書かれていたので、
私も、
「食材原価率20%台」(22%~27%くらい)の飲食業態の開発が
今後ますます盛んになると考えています。
●米飯業態
●麺類業態
●ホルモン利用業態
●野菜主体料理業態
■変化予測8:近未来では、飲食店営業単独で
経営する時代じゃなくなると大胆予測しています!
飲食業はなくてはならない事業ですが、効率の良い営業をして
それが5時間営業で解決できれば、残りの事業時間を、生産や販売に
向けた活動に振り向けるようになると予測しています。
<近未来予測例>
●8:00~11:00 加工所で商品生産
店舗のメニューに使用する
テイクアウトに利用する(商品のテイクアウト、生の冷凍冷蔵販売)
デリバリーに利用する
ネット通販に利用する
●11:30~21:00 店舗通し営業
店舗 店内営業・テイクアウト・デリバリー
店頭 別商品の実演販売等
●(別クルーで)21:00~2:00 アルコール営業
こんな感じでどうでしょうか?
経営業態も分化、飲食でも食事とアルコールを分化させて
短時間高収益化を目指す考えです。
明日に向かって明るい気持ちで前進しましょう!
(了)
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