たべ塾:「6ヶ月先、1年先を見すえて」予測を立てて飲食店を経営する!
国から出るお金を当てにしたら皆全滅する!
楽に何もしなくてネットで申請すれば、必要なお金を全額国が税金を自分の事業に無償で何度も助成金などをくれるはずもありません。
生きのびたいなら、自分の会社を「生きのびる条件を持つ」会社に
変えることを、経営者自ら行わないといけません。
私はお医者さんでも経済学者でもありませんが、日本にコロナが発生して終息まで早くとも、もう1~2年かかると考えています。
そう考えると、
1、今の経営環境で維持できる仕組みに全てを再調整・再構築する
新たな事業規模を再度レイアウトし直して、考えの通りに実現のために
行動する。
ひと・もの・仕組み・スペース・ランニングコストなど気になるものは
この際に何でも吟味のまな板の上に上げて吟味する。
「これはこのくらいの金額・条件であればいい」
と生き残り条件を、ひとつひとつを見直すことが必要です。
次に、
「どう考えるとAの条件がもっと有利なBの条件に変えられるか?」
を、非常時的に、抜本的に、全く180度考える視点を変えて、
発想することが大事と思います。
2、現在行っている仕事を仕分けする
今行っている仕事は、先代以前から受け継いだ仕事であるかもしれま
せん。経営者になってから新たに始めた仕事であるかもしれません。
この際に、
「自分が一からもう一度始めたい仕事は度の仕事か?」
考えて、すべての関わっている仕事を仕訳して、
「続ける仕事と捨てる仕事(場合により分離する仕事にする)を
きちんと仕分けして、残す仕事を軸に再構築する」ことが必要です。
経営者に求められていることは、経営する会社について、
◎会社を存続させる(ひとものかねの継承)
◎従業員の生活保障
◎金融機関への元利金の支障のない返済
◎利益を出す、出ない時は、±ゼロでも赤字にはしない
*ここで間違わないでほしいのは、借金の多さは全く関係ないと
いうことです。
法人経営であっても個人経営であっても、事業の継承者がいるという
前提で考えると、自分の代で借金をすべて返すという余分な使命感は
全く必要ないということになります。
「売上高-支払うすべての金銭=差額 (プラス資金)」
が出ればよいのです。
この差額利益を大きくして、会社も、従業員も成果を得ることが
大事なことと思います。
私の知人でも飲食企業を経営しており、10億円以上の借金がありますが、
年間1億円の元利金がちゃんと支払い出来れば、裕福な経営者人生を送ることができています。
3、都市部のお店ほどコロナ禍がひどく、変り身の速さが求められます
日本経済新聞を見ても、東京を中心に人口が多いほどコロナ禍がひどく
廃業→空き店舗化が顕著となっており、知る限りにおいては一般店でも
前年対比20%~30%の実績と思います。
人口の少ない大分県でも大分市の中心部(都市部)では、予約のキャンセルや外食客の少なさが顕著な特異なお盆休みの状況になっていました。
それでも一般飲食店では70%前後、県内のローカルエリアでは、80%以上の利用度かと思います。
廃業・転業・店舗のあり方の素早い変身の判断とアクションが必要です。
少なくとも、
継続できる新たな仕組みを作って自力で存続できる形を作っておかないと、半年後から「急回復に向けてダッシュする」ことはできないからです。
生きている限り未来はちゃんとあります!
自分の生命力を信じて生き抜きましょう!
(了)