もう一度「北風と太陽」を読む時代です~拉致被害者の会や中国政府のまちがい
人は辛くなるほど殻を閉じる
個人はいじめられたら、心の殻を閉じます。皆さん知ってますよね。しかしこれが対外的なことになると、太陽でなく北風を演じるのです。愚かにも。
なぜ拉致被害者の会の望みが実現しないか
●米国追従の自民党政府に頼るから
日本政府は米国に追従する手先としか見得ませんし、独自の政治的なパイプも持っていません。歴代の総理大臣ががんばりますと言って、選挙の応援を強いられるだけです。
●安倍時代に「強権」でこじ開けように同意したから
政府が何とかしてくれる。。。は、私は叶わぬ幻想と思います。本当に親族の帰還を願うなら、独自に政治団体化するか、独自に北朝鮮と意思疎通のパイプを持つかすべきだったと思うのです。もう20年も、30年も前に。
●北朝鮮国民は毎冬餓死しているのを見逃したから
北朝鮮政府が一時期、日本政府に正面から向き合おうとした時期があった。しかし、政府に頼りきって任せたため、再度蓋をされた。私が責任者なら、日本国民に訴えて、人道上の問題として、大量の食糧を送る働きかけをしたと思う。一部は汚職役人が横領しても、日本人の誠意は届けられたと思う。
今度の若い会長さんも「米国を通じて」の「強権発動」を支持している。まさしく、もっと冷たい北風になろうとしている。これでは未来永劫解決しないだろう。
北朝鮮と米国はお互いに核戦争は99.999%しない。これはロシアも中国も同じだ。国があっての施政者の歴史だから。国も自らも跡形もなく滅び去りたくないのが本音だ。
中国政府はあまりにもリスキーな北風を貫こうとしている~愚かな破滅行為
習近平さんは、中国という国があと千年続くためにはどうあるべきか、考えたことがないのだろうか?毛沢東を超える習近平。そんなものが欲しいのか。
中国は安い労働力を武器に世界の製造業としての地位を手に入れた。そしてそのなくてはならない輸出商品の供給を武器に、自国の政策を推し進めた。
そして、はからずも「嫌われたら買ってもらえなくなる」というのを、ウクライナに戦争仕掛けたロシアのあり方を見て半分学んだ。
今からは東南アジアの国々と日本と米国との対立が、友好国間の貿易重視を助長すると、中国の覇権主義は挫折する。国力が落ちれば、15億人を食べさせる力を失う。失えば、間違いなく民主化革命が起きる。そういう危険性をはらんでいる国と認識しています。
インドか中国が地球主義のリーダーになる時代
核兵器禁止条約の署名国・地域と批准国を併せて163か国です。この国々は相互に戦争をせずに平和に暮らす国の「核」になる国。そうです、地球民主主義の核になる国々と思いませんか。
ロシアは疲弊して再分裂しかねません。アメリカは出来上がったものを壊す力はありません。日本も同様です。
そうなると、第一候補はインド。第二候補は次世代リーダーが率いる中国ではないかと想像しています。
●多くの国が賛同する
●人口の多い国がリーダーになる
この2つが実現のためには必要です。ただし実現には30年以上かかるかもしれません。
(了)