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今を生きる人生の工夫8:収入が少ない

大学を中途退学して20歳で社会に出た私の仕事選びは行き当たりばったりであったため、仕事の収入も低く途切れがち。お金のは縁のない人生が始まりました。

収入が安定し昇給や昇格を得るには、少なくとも数年以上かかります。私は「お金にはあまり縁がない人生」の一人です。では収入があれば幸福な人生が得られるかというと、必ずしもそうではありません。

手取り月収計算で10万円~120万円まで体験してきましたが、「人間は収入が多いほど贅沢してお金を浪費する。貯金をする気がなければお金も貯まらない」ということがよくわかりました。

収入が少ないことは不幸か

私は決してそんなことはありません!と断定できます。今の生活レベルの維持に足りる収入であれば十分に幸福なのです。

もっとお金がたくさん欲しいと思うと、心は砂漠の灼けた砂のように金水を欲しがります。1000万円持っている人は1億円を欲しがり、一億円を持っている人は10億円を望むでしょうから、天井知らずの欲望に変ります。

20,30代より40代で収入は増えます

なぜ40代で月収が増えるのか。その理由を書いておきます。

20代~30代は自分のあった仕事見つける時代
人によっては20代で適職を見つけて30代で専門職レベルになれます。仕事の専門度が高くなればなるほど、収入は増えてゆきます。転職するにしても前職を活かせば増えますが、関連しない仕事を選べば数年は経験を積まなければなりません。

40代以降は仕事が専門職レベルになり、5年10年毎に上達する時代
私も40歳で脱サラして飲食店の経営コンサルタントの道を歩みました。起業当時の福岡県北九州市の飲食店コンサルは、料理系コンサルの方を含めてもほんの数人しかいない稀有な仕事を始めました。

コンサル専門職の専門度イメージ
★1年目~5年目 その専門職の下積みの時代(自営は赤字ベース)
★6年目~9年目 知名度半分、専門職の力量半分の時代(うぬぼれ厳禁)
★10年目以降  経験値を増やし知見を高める時代(専門家第一段階)
 経営者になり成功すれば、年収は「0」が一つ増える。
★20年目以降        〃        (専門家第二段階)
 年収の頂点に向かってチャレンジする秋(とき)。
★30年目以降                 (専門家第三段階)
 専門職を全うしながら後輩コンサルの方の支援を行う自覚を持つ時代。収入の多さから、充実度の高さを求めるようになる。

生き方とライフスタイルに足りる収入であれば金額の多少は関係ない

もっとお金が欲しい人のやるべきこと

寝る時間を限界まで減らして別の収入を得られるように家の内外で働く休日を副収入稼ぎの日にする。

●PCを使ってできる仕事をする
●自分の特技を生かした成果物で収入を得る
●本業に関わる時間以外に外で働く(配達業務、業務委託業務など)
早朝、夕方~夜、深夜など。目的金額を決めて頑張る。

今も忘れない韓国人経営者の考え方と行動

大阪で出会った中国人の奥さんがいる韓国人の経営者の方でした。この方の会社が赤字の時に、従業員の給与は稼げても経営者である自分の給料は取れませんでした。

そこで、お店の店舗管理をするためにパートさんを1名15万円(当時)で雇用した。経営者自身は朝昼晩3つも4つも仕事をして多くの収入を得られるようにして自分の生活費を稼いでいました。

15万円を超えた差額がこの人の収入です。事業の命が絶えないように一番苦しい時にとった手段です。本当に頭が下がりました。20年以上経っても凄いと思う思い出です。自己犠牲ともいえることをどこまでできるか、覚悟が問われますね。

より多くの収入が欲しい欲をモチベーションに!

仕事をがんばり、スキルアップ、ブラッシュアップ、リスキリングするためには、「金銭欲」は絶大な効果を生む特効薬になります。20代~50代までは人生で一番がんばれるときです。チャレンジしてみてください。

(了)



飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします