たべ塾:経営者のあなたは「熟慮」が苦手なら他人の言うことを聞けますか?
■考えると「頭がガンガンする」と言った
経営者がいた!
もっともなことです。
考えるのが大好きという人種は少なくとも学者・研究者タイプか
コピーライターさん向きな方と思います。
(経営者の考え方の3タイプ)
1、あらかじめ大枠を考えて結論を出しておき、
「あたかも白紙です、皆さん自由に意見をどうぞ!」
と言って、全員から意見を聞いたうえで、
細かいところを埋め合わせて「簡潔で完結」な形を発表する
柔道でいうところの「一本背負い」(他社の力を応用)タイプ。
2、本当はちゃんと能力があるのに、「考えることは苦手」と
思い込み、常に避けて回る性質をもつ。
でもそういうところは、隠しておきたい気持ちを持つ。
”渡りに船”でまとめたい直前に、脇の参謀格の意見を丸取りして
自分の意見風にすり替える安直タイプ。
または、今は〇〇〇が気になってそれどころではないと
矛先を変えてスルーしたりします。
3、今日何度か考えた上に考えて出した結論を、明日も明後日も再度、
再再度検討しなおして、違うなと思ったらまた一から考えるタイプ。
起案書や提案書でベストな考えと思ったことが、翌日改めてチェック
すると、「全然大したことない!」ということは、案外あることです。
何かで読みましたが、デスクの上に何日間も置いていて、強い印象の
ものは最初はよく見えるが、だんだん色あせた印象になり、
大して目立ったところのないものが、なかなか良い普遍的なものに
見えてきたりします。
*なんだか男性が女性のパートナーを選ぶときのプロセスの様です。
昔尊敬する方から言われたのは、
「同じことを10回考えて同じ結論だったら自信を持って実行する」
と、お教えいただきました。
今でもこれは真実の言葉と信じています。
■考えた経営者が間違いなく『優位に立つ』
令和の世界が到来してきています!
いつの世でも、
1、これからの世の中を「予測し」
2、どうあれば「生き残り」「優位に立てるか」を考え、
3、実行プランを立て、
4、行動に移し、
5、戦術の当たる部分は、その都度細かく修正・調整しながら前に進める
ことが経営者の幸福の条件と思います。
■「ひらめき経営=綱渡り経営」と知るべし!
閃きも・思いつきもアイデアの頭の部分としては非常に有効です。
でも、「天の声」のように丸呑みして大金をかけることは、後々愚かな
行為であったと後悔することもあるかと思います。
いかなる事業であっても、事業経営をすることは大変な努力を要します。
ひらめきや思い付きでうまくいったら、プロは不要です。
考えないで前に進める代償はいつも大きい!と思うことです
■堅実な考え方で未来分析のできる見識を持つ
参謀を社内外に持つと、
経営者は75%考えるだけで
「パーフェクトな経営」ができます!
最低2人いて、3人分の知恵を結集できるといいですね。
(了)