弁当はどこで買うとお得か?◀飲食店の困った!を解決相談所大分
この記事はタイムパフォーマンス(タイパ)を反映した1,757文字です
私は今の食材高騰時代においても「弁当需要」は拡大!する、もっと需要は増えると予測しています。
最初のテーマは、どこで買うか?です。
■弁当はどこで買うとお得か?をまとめてみました
●コンビニ弁当
コンビニ弁当利用は簡単便利、本当は割高感あり、食中毒防止のため
塩素殺菌、特に葉物のサラダは栄養価は乏しい
当県内にはコンビニの弁当製造拠点は1か所もなく、すべて県外から
200km以上離れたところから、1日に2回以上配送される。
・コストダウンするために添加物で演出した食材を多く使う
(味、色、食感を演出して、時間劣化防止、腐敗防止するために使う)
・メーカー特注の容器を使用するので、見栄え良くコストダウンできる
メリットがある。(これは他の業態ではできないこと)
・食材高騰に合わせて、積極的に各社が値上げを行ってきた。
今後はコンビニと弁当店とスーパー総菜部の弁当の価格競争になる。
「価格と商品価値の評価戦争」になる。
弁当CKから配送するコスト、廃棄コストも含んだ料金になるから割高
*計算上は原価率30%~32%くらいで製造している感じがする
<足りない要素>
①手作り感
②栄養価
③健康美容要素(添加物過多、味が濃い、野菜は消毒でビタミン欠如)
●弁当店の弁当
大まかには、既製品50%以上使うお店と40%以下しか使わないお店に
分れる、盛り付けに手慣れているお店が多い
・安さが売りの低価格店、大盛りが売りの大盛り店、手作りが売りの
手づくり店などに分かれる
デリバリーをするしない、無料か有料かでも使い勝手が違ってくる
・多くのお店のスタッフは50代~70代の女性スタッフが早朝勤務で
弁当事業を支えている、人手不足が顕著
多くの弁当店が食材原価率50%前後(45%~55%)で製造している
製造原価+割引販売による原価アップも加算した場合
<難しいところ>
ひとつずつ食べてみないとメリットもデメリットもわからない点
●飲食店の弁当
既製品は少ない、ボリュームやバラエティーさがある、
・弁当店としての知識が乏しい、
(盛り付けが下手、熱処理管理ができていないから傷みやすい、
衛生管理能力に不安がある~マニュアルがない、服装、手袋、マスク)
・販促方法を知らない、弁当店が行うべき経営の法則を知らない
・人件費がかからない、お店のアニキ食材を使うから食材内容がお得
*食材原価率45%~50%+容器代の感覚でつくる場合が多い
<難しいところ>
気まぐれで初めても良いと思うが、やるなら続けないと当てにできない
長くやるなら、弁当店としてのノウハウも身につけることだ。
●スーパーの惣菜店の弁当
営業年数の長いお店の食材原価率が高い傾向(45%~50%)があり、
若い経営者や最近の開業先は低い傾向(40%前後)にある。
既製食材の使用率が多い、弁当容器の選択ノウハウに長けている
メイン料理に揚物が多い、副菜を減らす、なくす傾向が強い
・利益率よりも売上高を落とさない方に目が向くので食材の高騰の波を
直接受ける、食材コストが上がり、値下げ販売や廃棄処分をすれば、
もっと利益率は落ちる。
・利益確保に目が向かないとやがて自滅する
・スーパーの顧客特性、立地商圏内の住民の価格感を見極めた
「上限価格内」(税別)の商品開発力が必要と思います。
大まかには、450年弁当市場、500円~540円弁当市場、550円~600円
弁当市場に分かれます。
・青果部と総菜部がリンクして食材ロスを減らすお店と、リンクしていない
ままに野菜や果物を活かさずに廃棄するお店に分かれる(もったいない)
・人手が足りない比率だけ既製品を多用するようになる。
●自宅の手作り弁当
コンビニのおにぎり買うくらいなら、独身であっても
炊飯器買ってご飯を炊きレンチン食材を使っておにぎらず化する
だけでも、コストは半分になる。
しかも健康維持できて、コンビニで買わなくていいからリスクがない!
いいことだらけ。
ここではあえてどれがいいと言いません。
人により「ここがいい」があるからです。
私の場合は、手作りの煮ものが入ったお弁当屋さんがいいですね。
(了)