親子まるっと自己理解を企画してみて

思いつきが高ぶってやってみた親子まるっと自己理解(仮)
1 on 1とお茶会で延べ13名の方にご協力&ご参加いただきました。
この企画をきっかけに色んな方とつながることができ、大変感謝するとともにとてもいい経験をさせていただきました。

当初の目的から、実際にお話してみての気付き、そして自己理解プログラムがSTEP 10に入って見えてきたやりたいこととのつながりを整理していきたいと思います。

当初の目的

開始時に考えていたやりたいことは主に次の3つでした。

  • 子どものやりたいこと探し

  • 子どもの長所探し

  • 親の意識改革

自分の子どもは客観的に見られないし、感情移入もしがちなので、第三者の視点を入れてやりたいことや長所探しができないか。
そして親同士も悩みを共有することで固定観念を外せないか。
と考えていました。
振り返ってみると「子育て」×「自己理解」で第三者視点を大切にしていたと思います。
それは今も同じ思いですが、一方でお話してみて悩みや課題感は認識を改めることもありました。

実際お話してみて

ここからは今回お話させていただいた方から聞かせていただいた悩みや、教育・子育ての考え方や見え方を私なりにまとめてみました。

親自身の悩み

①固定概念

どうしても感じてしまう「○○せねば」「××すべき」
世の中にあふれている冷たい笑顔の「常識」や「やった方がいいこと」が親を絞めつけてきます。
子どもの年齢とともに変わる「常識」、どこまでいっても終わりのない「やった方がいいこと」
苦しいとは分かっているものの、「子どものために」という自己犠牲になっていきます。
子どもが「そんなの頼んでないのに」って思うことも分かっているし、同じような状況の他の人には「そんなにがんばらなくてもいいんじゃない?」とも言える。
なのに、自分には言えない不思議…
自分一人だとどうしても「良い親」を目指して自己否定してしまいます。
そんな中聞いた次の言葉にとても勇気づけられました。
良い母も良い父も良い子もフィクション、いつもにこにこしている母親は幻想。自分自身はノンフィクションで生きたら?
この言葉の肚落ち感をもっと共有して、生きやすくしていけないかと考えさせられました。

②悩みを解放する場がない

子どもの成長に関しての悩みを打ち明ける場はいっぱいあるけれど、親の悩みを解放する場はないのではないかというご意見もいただきました。
○ヶ月検診で病院や公的機関に行くときも基本は子どもの悩みが中心です。
保健師さんは専門知識で教えてくれてありがたいものの、正論だからそれができていないことに落ち込んだりもします。
子どものことを相談するのはいいけど、親自身のことを相談するとヤバい親なのではないかと思われそう、というご意見にもすごく納得。
「相談窓口」ってワードがそもそも違うんじゃない?とのご指摘も。
だって相談したいんじゃないんだから、話を聞いてほしいだけなんだから。
悩みを解放する場、何でも受け入れる環境がほしいと感じました。
悩みを解放してそれを受け入れるのは、専門家や当事者以外の人だからこそできるのではないかとも思います。 

③どういう子育てをしたいか分からない

この悩みもかなり大きいと思いました。
どういう子育てを「したらいいか」ではなく「したいか」分からない、ということです。
自分で決めればいいだけでしょ、と思われる方もいるかもしれませんが、そう簡単なものでもないのです。
正解がないことは分かっているものの、どうしたいのか分からないし子どもの人生を背負ってる真剣さから「した方がいい」子育てに振り回されてしまいます。 

例えば、「子どもの集中力を途切れさせない方がいい」という考えを知って、夜遅く何かに集中している子どもを目の前にするとき、どちらの選択を取りますか?

  • そのまま続けさせる

  • 生活リズムを優先して寝かせる

しかし、どっちの選択肢をとってもモヤモヤするときがあります。
集中を続けさせたら夜更かしして明日以降の生活が気になり、寝るのを促すと集中を途切れさせて子どもの伸びしろを奪ったかなと気になる、という具合です。(私の体験談より)
どちらが良いということはないのですが、どうしたいか分からないからこそ出てくる悩みかと思います。
さらに家庭での価値観に基づく子育て方針も大切になるので、夫婦間の方向性のすり合せも課題と感じました。

子どもへの悩み

①子どもの自己理解

子ども自身も自己理解をしてほしいなという思いをもつ方も多くいらっしゃいました。
とはいいつつも、「価値観は?」などと掘り下げるのは難しいのが現実。
そこで「好きなものは?」を入り口に聞いてみるのはいいのでは?という話になりました。

「どこが好きなの?」
「なにが好きなの?」
「なんで好きなの?」

からその子の考えが少しずつわかるといいなと思います。
子どもにとっては言語化がむずかしかったり、飽きやすかったりするので、ちょっとずつ進めていくといいかもですね。

②年齢による関わり方

小学生くらいになると意思疎通もできて、家庭でも話ができるし、子どもコーチングという外部サービスを受けることも可能です。
親が子どもを引き出していく質問集などがあれば、家庭でも自己理解が進みそうですね。
一方で乳幼児や未就学児は言葉が未発達なので、どう引き出していくかが課題です。
親が見守って興味のありそうなものを引き出して与えるのがベースに、モンテッソーリ教育やSTEAM教育などの手段も取り入れていくのもありでは?とのご意見も。

公教育

学校教育は以前から教育制度が変わらず、個性を大事にしていない一方で、現場から見るとひとりひとりを見る余裕なんてない、というジレンマ。
平行線でありながらも歩み寄りがあるといいなと感じるところでした。
家庭側からは、個性を活かした教育&自己理解、子どもの興味を引き出す体験学習などを進めるのが良いかもしれません。

私のやりたいこと

親子まるっと自己理解1 on 1を通じて子育ての悩みを知っていく中、自己理解プログラムも最終ステップに入って私が本当にやりたいことも徐々に見えてきました。

私のビジョンは「心からの楽しさを原動力に充実と幸せに満ちた世界を作る」です。
楽しくない、やりたいことなんてないという子どもに対して、楽しいを見つけるきっかけを提供したいなを思っています。
学校の勉強じゃなくて、こんな楽しいことあるよ、ちょっとやってみない?と寄り道させたいイメージです。
そのためには親も満たされていて、親も子もお互いに好きなことをしていてほしいなと思っています。

というわけで、こんなことやりたいというもの(構想だけ)があります。

  • 親子それぞれの資質や強みにあった子育て方法提案

  • どういう子育てがしたいか分かる1on1や伴走型コーチング

  • 自分の自分による自分だけの機嫌の取り方、満たされ方講座

  • 親をダメにする会
    (人をダメにするクッションみたいな親の悩みをすべて受け入れる会)

  • 子育て経験ある人ない人みんな集まれお茶会
    (テーマは子育てや子どものやりたいこと探し&子育て経験の有無にかかわらず間口を広げて社会全体で親子支援していきたい会)

一方で、やりたいと思うことが楽しい&実現手段度外視の着想×未来志向人間のため、モチベーション切れとやり方どうしよう、が目下の悩みです(笑)
もし気になった方、ご意見ある方、話してみたいと思われた方、何でもいいのでお知らせいただけると嬉しいです。
具体化してきたらXの方でもアクションを起こしますので、引き続きやりたいことを実現させていきたいと思います!

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