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世界幻想見聞録(1)~魔法、そして秘術について~ 【SS】【 140字小説】【オムニバス】
【はじめに】
これはオリジナル短編小説です。創作1000ピース 第70作品目。
X(Twitter)に毎日投稿している140字小説を複数編まとめたものをnoteにも投稿していきます。
<企画の趣旨について>
Xの毎日投稿(毎朝7時台更新)の方もよろしくお願いいたします。
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各140字小説の区切りがわかるように、引用表示でお送りします。
かつてこの世界には魔法が存在していた。
精霊の力を借りて自然界のエネルギーを操るのが光の魔法。
悪魔や魔物の力を借りて相手に苦しみや世界に災いを与えるのが闇の魔法。
今では魔法は廃れてしまったが、人知を越えた奇跡を起こす術は秘術として受け継がれている。
魔法が存在していた古の時代。この世界は混沌としていた。
神、精霊、人間、悪魔、魔物……。様々な種族が共存していた。
たが、争いは耐えず、戦う術として人間は神や魔族と同じように、彼らに対抗するために魔法を会得した。
魔族は奈落、神は天上、人間は大地に別れた今、魔法は言い伝えに過ぎない。
秘術使いのなかでも、とある輝石術士が厄介らしい。
彼らは古傷を修復させる回復術士を語り、
「あなたの美しさを永遠にして差し上げましょう」
と、謳い文句とともに人を宝石に変えてしまう。
美への執着が強い人ほど美しい宝石になるようで、まばゆい宝石の指輪を身につけた回復術士には警戒が必要だ。
魔除け、魔封じ、魔祓い。名前こそ似ているが効果は全く異なる。
魔を避け遭遇しないようにする魔除け。魔を封じ込める魔封じ。魔を祓い時には完全に消滅させる魔祓い。
後者にほど高い能力が求められる。しかも魔封じは術者が死ねば結界が破られてしまう。魔祓い以外は半永久的な効果しか望めない。
魔封じ、魔祓いの術者は、魔をおびき寄せる力がある。彼らが魔を退治するために必要な能力だ。
独特な色香で誘き寄せているらしい。憂いがあり、影がある不思議な印象は人間にとっても魅力的だ。
彼らは素性を隠しているが、異様に惹かれる人間がいたら、それは魔封じ、魔祓いの術者なのかもしれない。
Xと連動中! 12月23日(予定)まで毎朝7時台更新中!
*** 創作1000ピース ***
たくさん書いて書く練習をするためにまずは1000の物語を書く目標を立てました。形式は問わず、質も問わず、とにかく書いて書いて、自信と力をつけるための取り組みです。
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