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世界幻想見聞録(6)~旅先で出会ったものたち~ 【SS】【 140字小説】【オムニバス】
【はじめに】
これはオリジナル短編小説です。創作1000ピース 第75作品目。
X(Twitter)に毎日投稿している140字小説を複数編まとめたものをnoteにも投稿していきます。
<企画の趣旨について>
Xの毎日投稿(毎朝7時台更新)の方もよろしくお願いいたします。
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各140字小説の区切りがわかるように、引用表示でお送りします。
極東の地で、放浪している老人に出会った。司祭、支配層、士族、被支配層からなる地位階級から抜け出し、自由気ままにその日暮らし。
階級に属さぬものは掟が適用されず、アウトローのため殺されても文句は言えない立場になる。
危険と隣り合わせでもしがらみのない生き方が望ましいのだそうだ。
聖なる大河と呼ばれる川に日が昇る。
綺麗とは思えない濁った川だが、朝日に染まる水面に人々が集まり、神に祈りを捧げながら沐浴をする。その光景は驚くことに神秘的だ。よそ者の自分でさえ、感動するほどに。息をするのさえ忘れてしまう。
確かに神々の息吹はこの地に息づいている。
大河のほとり、肥沃な大地には黄色い菜花畑が広がっている。菜花の油からなるスパイスはここの伝統料理には欠かせない。
神から与えられた頭髪と髭を切ることは出来ないと、立派な体格の農夫は生後から伸ばしている長髪を大きなターバンにおさめている。
厳格な信者である彼は今日も神に豊作を祈っていた。
Xと連動中! 12月23日(予定)まで毎朝7時台更新中!
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*** 創作1000ピース ***
たくさん書いて書く練習をするためにまずは1000の物語を書く目標を立てました。形式は問わず、質も問わず、とにかく書いて書いて、自信と力をつけるための取り組みです。
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