230702_個である状態を維持するために個を剥奪する力が発生する?
人間は個である状態を持って生きていますが。
そもそも個であるとは何なのか?と思ってみると意外にもあやふやな何とも言えない確固たるものがそんなになく。
まあ何となくですが現実世界であれとかそれ、○○さんとか識別できたら個であるって感じかなと思います。
あと現実世界を生きる人間は肉体基準を持って生きていますから、日々、主体的に自分の肉体を動かせることも個の基準として置いていいのではないか?と思います。
そういう視点で見ると、自分以外のなんちゃらがマスクしろと言ってそれに盲目的に従うのは何だか個を剥奪する方向性だなと思ってみたりするのですが、割にそのような集団に属してしまう傾向にある人は自分という個を維持するために組織化したところに入る必要があると無意識というか親族に代々伝わっている条件反射的な反応として思っているところがあって。そしてそう思うこと自体が誰かの真似をしているわけなんですが。
真似している時点で個なんて薄れてるやんともまた思えるのですが、どんな人であれ、基本は何かしらの真似をして行動していると考えると個なんて最初から在るのか?と思えるところがあります。
先ほどの自分以外のなんちゃらがマスクしろと言ってそれに盲目的に従う人は自分という個を守るためにマスクする集団に属するのですが、マスクする集団を構成している人間にそんな差異が見られない場合はますます昔に持っていたと思われる個性はさらに剥奪されていき。
自己を守るための行動が結局のところ、自己が得体の知れない塊に飲まれていく結果になるという状態を作っているので、これは人間が思考というものを持たなかったら無条件にそうなりそうなところ、個の主体的な意識を剥奪する塊に吸い込まれないようにわざわざ思考というものを人間に持たしているようにも見えます。
個の主体的な意識が剥奪された状態ってのはどういう状態に似ているか?と言うとスイッチオンで動く機械みたいなもので。今、この機械と同等の存在に社会そのもの、人間そのものが近付いていっている感じは多くの人が感じているかもしれません。
一見、こういう動きは悪のように見えて、個というものを際立たせるには【個を奪う力や勢力】が必要なのかもしれません。
人間自体がボッ~とし始めると反応すら自発的にしなくなるので、自発的に反応していくために逆風みたいな力が必要なのかなーと思いました。
クリスタル・フラーレン