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子育ても介護も、がんばるあなたへ。「感情を吐き出す」こと、忘れていませんか?

子育てや介護に追われる毎日。気づけば「やらなきゃいけないこと」に埋もれて、自分の気持ちを置き去りにしてしまうこと、ありませんか?

私は今日、ダブルケアの専門家 のじまるさんこと野嶋成美さんとfacebookライブを行いました。ダブルケアとは子育てと介護の同時に行う状況を言います。2月は⁠ダブルケア月間なんです。ダブルケア月間についてはこちらをご覧ください。


⁠のじまるさんとお話ししていて、「いっぱいいっぱいになっているときにこそ、感情を吐き出せることが大切」だと、改めて感じました。


やるのが当たり前? 感情を吐き出せなくなる

私は今6歳と10歳の男の子の母として、子育て真っ最中。ただでさえ忙しい毎日。これに、介護もとなると、どうなっちゃうんだろうと考えるだけでも恐ろしいです。のじまるさんはそれを15年やってこられたそうです。

ダブルケア、家族のこととなると、自分がやるのが当たり前になっていく。そして、しんどいと言えなくなる。
「こんなことで弱音を吐いちゃダメだ」
「私がやらなきゃ」
「みんなも頑張ってるんだから」
そうやって、気持ちを押し込めてしまいがちです。

でも、感情をため込むと、心のキャパシティ、そして物事に対する視野もどんどん狭くなってしまいます。どんどん追い込まれていく感覚で、それが続くと、ある日突然、涙があふれたり、ちょっとしたことでイライラしたり、「もう無理!」と心が悲鳴をあげてしまうことも…。

私は、長男が生まれてすぐ、子育てに仕事に手一杯で、どうしたらいいか分かりませんでした。我慢した末に感情が爆発して、そして爆発してしまった自分に対して自己嫌悪に陥るという日々。さらに持病が悪化し、身体が痛く、苦しかった。そして、精神的にも追い込まれていました。どこにも出せない、誰にも話せない、感情を自分の中に溜め込み、出来ていない自分を責めて辛かったです。

だからこそ、意識的に「感情を吐き出す時間」を持つことが大切だと実感しています。


感情日記で「心のデトックス」をしよう

じゃあ、どうやって感情を吐き出せばいいの?そんなときにおすすめなのが「感情日記」です。書き方はシンプル。「今、私って何を感じているんだろう?」と自分に問いかけてみる。そして思いつくままにノートや手帳に今感じていることを書いていきます。

「〇〇がしんどい。もう無理!と思っている」
「ものすごくイライラする!もう何もやりたくない」
「今、ちょっと疲れてるかも…。ゆっくりしたい」

こんなふうに、心の中にある思いをそのまま書くのです。

文字にすることで、自分の気持ちを整理できるし、「私、こんなふうに感じてたんだ」「こんなに頑張っているんだ」と気づくこともあります。そして何より、「吐き出す」ことで、心のスペースが広がる。それだけで、ちょっと気持ちがラクになるんです。

私は、イライラした時、もうどうしようもないとき、何度となくこの感情日記に本音を受け止めてもらいました。おかげで今の私がいると思います。


自分の気持ちを大切にすることは、周りの人のためにもなる

自分の気持ちを押し殺して、がんばり続けることが当たり前になっていると、「感情を吐き出すなんて、甘えじゃない?」と思うかもしれません。

でも、感情をため込んで無理をし続けることの方が、最終的に、自分も、そして周りも苦しめてしまうことになるのです。

まずは、自分の心を大切にしましょう。それが、子どもや家族、周りの人のためにもなるんです。今一生懸命頑張っている人は、周りを優先できる優しい人。でも、忘れないで欲しい。一番大切なのは自分へのケア。自分を思いやることです。

今日のfacebookライブの中でのじまるさんの「介護や子育てに頑張る人の笑顔を増やしたい」という言葉が印象的でした。わたしもとても共感しています。お母さんの笑顔が増えることで子どもが笑顔になる。笑顔が増えることで地球が平和になる。そう信じています。

渦中にいるときには、そんなキレイゴト、っと思うかもしれません。でも、少しだけ、自分の本音を出すこと、周りに頼ること、ひとりで頑張らないことを自分にOKしてみてください。そして、どんなことを思ってもいいと自分の感情にOKだすことです。

今日もがんばったあなたへ。
ほんの数分、自分の気持ちを書き出す時間を作ってみませんか?まずは自分を一番大切にしよう♡自分も周りも幸せになるために。

本日のfacebookライブはこちらからご覧いただけます▼

ダブルケアとは子育てと介護が重なるように、複数のケアが一度に重ねることを言います。 ダブルケアという言葉を知ってもらうため、2022年2月よりダブルケア月間を開始。今年で4回目になります。 今年は、Ka.ELLEのイベントのひとつとして、...

Posted by 野嶋 成美 on Sunday, February 2, 2025


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