鑑賞ログ「エターナルズ」

211117@グランドシネマサンシャイン池袋


マブリーが出てる。それ一択で鑑賞決定。今回のマブリーはビンタでクリーチャー(ディヴィアンツ)をはっ倒してた。いいぞっ!そしてラブリーなエプロン姿も披露。正にマブリー。

いままで、アベンジャーズシリーズを一つも観ていないので、知らないことがたくさん。
エターナルズは7000年以上も前から人類を見守っている存在で、敵から守りながら人類の進化も見て来た存在。人類の発展に力は貸さず、発展を見守る。それにはある理由があったという話。
小さい頃から、この世界の外側に誰かがいて、その誰かの手のひらの中で箱庭的に生かされていたらどうしようとか考えていたことを思い出したな。

作品には突っ込みたくなるところもたくさん。自力であの山まで行くのはどう考えても無理よ!とかね。「地獄が呼んでいる」と同じような壁に押し付けられてガッツリ顔を削られるシーンはちょっと笑っちゃった。
あと、なんで地球の外側の存在も人類に似た形なんだろう?とも思ったな。わかりやすいからそういうことにしたのか、元からそういう発想だったのかが気になるな。説得力とかビジュアル的な問題かな。禍々しい形でいても人類に受け入れららないからかな?でも生物進化の結果の人類の形、というのが崩れるようにも思うよね。

同性愛とか障がいを無理に盛り込んだ、という指摘もあるけど、個人的には気にならなかった。それよりもそれぞれが能力を発揮して、力を合わせるというジャンプ的なところが、改めて「私、ヒーローものを観てるな!」という感覚になって高揚感があった。

個人的にはバリーが好き(ビジュアル的な)。もちろん、ギルガメッシュ(マブリー)を除いて。終わりの数分はガッツリ次回作の予告。そこはちょっとマーケティングを感じで萎えちゃったな。もうマブリーも出ないし次回作は観ないかも…。

後から仕入れた情報だけれど、スタジオがクロエ・ジャオ監督をピックアップしたのではなく、監督の売り込みだったそうな。意外。一気にビッグディレクターかな。この作品が、作品そのものの価値ではなく、監督の政治信条とかで各地で上映禁止になるのは残念に思う。中国で上映されないとか、スタジオは想定していたのかしら。

こういうアトラクション的な映画について、マーティン・スコセッシが映画じゃないみたいなことを言っているみたいだけれど、なんで同じカテゴリーに入れようとするのかがそもそもわからないな(スコセッシ批判じゃなくて、そういう質問をする側への疑問)。
面白ければ、それが正解でいいんじゃないかしら。違うものが同じメディアで観れる、でいいじゃん。2020年代を代表する監督になりそうなクロエ・ジャオがその境界を軽々と超えたことは素晴らしいと思った。

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