⑰スペインのプログレがまた凄い!🇪🇸
今回は、スペインのロック・バンド、カナリオス (CANARIOS)が1974年にリリースした、ヴィヴァルディの四季をモチーフにしたコンセプト・アルバム〝シクロス“を紹介します。
アルフレッド・カリオン(ALFREDO CARRION)という人物をアレンジャーに迎え、また当時の国立歌劇のメンバーなども参加して制作されています。
アントニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi 1678〜1741)はバロック時代後期のイタリアはヴェネツィア出身の作曲家です。
その代表作でもある四季はヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』 作品8のうち、 第1から第4曲の「春」「夏」「秋」「冬」を指して呼ばれている総称です。
バロック音楽の中でもとりわけ有名なので誰もが耳にした事があるでしょう。
しかし、このアルバムの楽曲はヴィヴァルディの四季をベースとしながらも、随所にオリジナル楽曲も挿入されていて、それがまた素晴らしく全編聴きどころ満載です。
コンセプトのテーマは四季とは関係なく、人間の一生(誕生から死)、そして輪廻転生がテーマになっているようです。
♬CANARIOS/Ciclos (1974年/スペイン)
https://youtu.be/wZBrm5KwA5o
ちょっと長めの効果音が思わせぶりですが、演奏が始まると一気に聴き入ってしまう程の演奏です。
アレンジや構成も実に見事で素晴らしい!
当時の他のバンドと比べても演奏力はとりわけ抜群です。
そのサウンドの要はキーボードで、メロトロンが頻繁に使われていて嬉しくなります!それに図太いアナログ・シンセ!あと、このギターの人めちゃ上手いよなぁ!、ドラムの人、ロック・アレンジのセンスが抜群でカッコ良すぎます!
ギターの音色がクリーン・トーンが多いせいか?
ドラムの音色が凄くいい音しているせいか?
今聴いても、チープさを感じさせません。
すごーいアルバム作るもんだなぁ!
※最後にYouTubeに貴重な動画がありました!
何を目的に制作されたものか全く不明だけど、演奏シーンが見れるのは大変貴重です。
もっと演奏シーンを見たいのに!
音楽内容と関連あるのか?風景シーンがかなり映し出されていて中途半端な映像としか思えない( ; ; )
https://youtu.be/-KG8FitV-4o