NO.5 Propellerheads / Take California
5位 8票
Propellerheads / Take California
Label : Wall Of Sound
Released: Nov 1996
Voted by: Francois Deman, James Glenton AKA Lebrosk, Jemma Kennedy, Mark Jones, The All Good Funk Alliance, Pulp Fusion, Richard March (Bentley Rhythm Ace), Steven Hall
5位に入ったのはビッグビートの代表的なアクト、Propellerheadsの1st シングル。Wall Of SoundのボスMark Jonesが投票してることからもわかるように、レーベルにとっても重要な1枚で、WOSはこのリリースで名をあげたといってもいい。Propellerheadsの強みといえば、ビッグビートにスパイものの概念を持ち込んだことにある。それまでのビッグビートが比較的アプローチがロックやソウルからのサンプリングを中心にしていた(出自としてのヒップホップやEBMからの影響ゆえと言える)のに対し、彼らはオルガンの音色の使い方など、スパイムービーのサントラなどからの引用しており、その極めつけはShirley Basseyを起用したHistory Repeatingなのだが、その最初がこの曲にあるといえる。不穏な音色のベースラインと映画からの引用と思われるボイスサンプリング、バタバタとしたブレイクビーツにオルガンとエレクトリックピアノの音色、そのままスパイ映画のオープニングのカットアップに使われそうな名トラック。