No.1 The Wiseguys / Ooh La La
1位 22票
The Wiseguys / Ooh La La
Label: Wall Of Sound
Released: May 1998
Voted by: Alex Gifford, Alex Hardee, Ben Willmott, Craig White, DJ Trev Broadbank, Doc Moody, Ewan Hoozami, Fatboy Tim, Featurecast, Francois Deman, Hideki Naganuma, IamBenji, Jadell, James Glenton AKA Lebrosk, Mark Jones, Max Sedgley, Michal Borczon, The Freestylers, The Funky Boogie Brothers, Quincy Jointz, Robert Luis, Rory Hoy,
圧勝。2位のChemical Beatsの倍の人数が得票している。とにかくダントツの支持を集めたのが、ビッグビートの代表アクト、The Wiseguysの代表曲であるOoh La Laという意外な結果となった。曲は南国風のユーモラスなビートにCome On!の掛け声がループし、シンプルだけど力強いブレイクビーツが入り、女性の1,2,3,4の掛け声とともにSay Ooh La La Say Hoというボイスサンプルのループ、ところどころに出てくるホーンなどもキャッチーで、とにかく全体にキャッチーとしか言いようがない組み合わせで出来ている曲。いや、確かに名曲だよ。日本でも一時期はあらゆるDJがかけてたのは確か。ビッグビートの人に限らずヒップホップのDJとかレアグルーブ系のDJなんかもかけてたから。UKでもあらゆる場面でかかっていたなんてコメントがDiscogsのページコメントに書かれている。このダントツの支持(なんせ、Chemical BrothersもFatboy Slimも抑えてるのだ)はちょっと興味深い。少し調べたところUKではバドワイザーのCMに使われたらしく、その際には2位までUKチャートを上昇したとのことで、ある意味、ビッグビートの成功を象徴する1曲だったのだろう。とはいえ、これが1位というのはとにかく意外だし、ビッグビートと言われた時の第一想起に出てくる曲ではなさそうなのは確か。WiseguysはもともとはDJ ToucheとDJ Regalの2人組だったが、この曲のリリース時にはすでにTouche一人になっていた(RegalはBronx DogsとしてMarble Barなどから渋めのブレイクビーツをリリースしている)。The Wiseguys(というか、Touche)は、この曲を収録したアルバム The Antidoteがけっこうなヒットをしたものの、その後はリミックスなどを細々と続けるにとどまり、2001年ごろからは本人名義のToucheでリリースするようになった。その後はSimianのメンバーとThe Black Ghostとしてニューレイブっぽい曲をリリースしたり、Fakeblood名義でエレクトロハウスからテックハウスへと守備を広げ成功を収めている。
さて、これで上位10曲を全部紹介したので、次からは11位以下をある程度まとめて紹介していくことにしよう。